キャンピングカーでサーフィンライフ

サーフィンとキャンピングカーをこよなく愛するサラリーマンのブログ。泊まる場所に縛られない自由な休日を模索中。

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初心者のサーフィン上達には絶対に冬がオススメな理由!

 

サーフィンというと夏のイメージが強いですよね?

日本海側では秋〜冬が本格的なサーフィンのシーズンです。冬のサーフィンなんて聞いただけでも寒くてガタガタ震えそう!なんて思った方も多いのではないでしょうか?

 

ボクはサーフィンにどっぷりハマってしまって「寒さよりも波に乗りたい欲」が勝っています。サーフィンは中毒性があると言われてますから、ボクみたいなサーファーも結構多いんです。

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今年の1月に福井の小浜でサーフィンしたとき、だいぶ雪も降っていてかなり寒かったため「さすがにサーフィンしてる人はほとんどいないだろ」と思ってポイントに着くと、むしろいつもより人が多くて30人以上いたのに衝撃を受けました。みんなそのくらいサーフィンが好きなんですね。

 

今回は冬のサーフィンの実態やメリットについて書いていきます。

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目次

 

1 冬サーフィンの実態

1-1 海の水温について

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始めに海の水温について簡単に説明します。

海水は比熱や膨大な水量の関係から「海水は暖まりにくく冷めにくい」という性質があります。よく「海の水温は気温に対して1〜1.5ヶ月遅れて変化する」と言われるのはこのためです。冬に気温が下がり始めた頃はまだ意外と暖かいですし、逆に春先は気温が高くても海水はまだまだ冷たいです。地方にもよりますが、ボクの体感ではGWと11月が同程度の暖かさです。

 

春と秋は同じウエットスーツを着ることが多いですが、春は気温が高く水温が低いのに対して、秋は気温は低いが水温は高いという違いがあります。海から上がって着替えるときは気温の高い春が気持ちいいですが、春は水温が低いため朝方の気温が低い時間帯だと冬並みに寒いです。

 

 

1-2 冬のサーフィンって実際どのくらい寒い?

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ボクは自分がサーフィンをするまでは、寒中水泳のような極寒に耐えてサーフィンしていると思っていました。しかし、実際にやってみた感想は思っていたより寒くない」というのがボクの率直な感想です。

本当に寒いときはサーフィンどころじゃないため、サーフィンを楽しめるレベルの寒さといったところです。参考までに、今年の11月に天気が悪い日に日本海で2mm×3mmのフルスーツでサーフィンしたときは、寒すぎて全く楽しめませんでした。セミドライを着ていれば冬の日本海でもこれよりは全然マシです。

 

 

もちろん、全く寒くないと言ったらウソになります。

言葉で寒さを説明するのは難しいですが、顔以外は防寒しているため「顔にガンガン水がかからなければそれほど寒くない」、思いっきり水がかかると「かき氷を食べた時のようにキーンとするが我慢できない寒さではない」といったところです。

冬の日本海でもサーフィンしている人は一定数いるわけなので、これと比べれば「太平洋側だったら冬でも快適」にできます。

 

冬は確かに寒いですが、それ以上にボクは「冬のサーフィンにはメリットがある」と考えるため、冬でもサーフィンを楽しんでメキメキ上達しています。

 

1-3 天気や波のコンディションによっても寒さは違う

波情報サイトでは「水温が何℃」と記載されていますが、ヒトが寒いや暖かいと感じるのには、水温だけでなく気温や日差し、風の強さにも影響します。そのため、水温だけで体感温度を判断しないように注意して下さい。

 

「冬でもできるだけ暖かくサーフィンしたい」という方は、天気がいい小波のときを狙ってサーフィンすればよいです。晴れていれば波待ち中も暖かいですし、波が小さければ冷たい水を顔にかぶらならないため体も冷えにくいです。

 

2 冬サーフィンのメリット

2-1 サーファーが少ない

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ボクが考える冬サーフィンの一番のメリットは「サーファーの数が圧倒的に少ないこと」これに尽きます。春〜秋の太平洋側のメジャーなポイントではかなり人が多く、のびのび自由にサーフィすることができません。上手いサーファーに波を取られて全然乗れなかったり、他のサーファーとぶつかりそうになってヒヤリとしたりと、混雑していると譲り合いの精神も薄くなりがちでこんなことも多いです。

 

一方、冬サーフィンでは圧倒的に人が少ないため「自分の好きなタイミングで波に乗れる」機会が増えます。これは初心者サーファーにとって大きなメリットです。空いてる冬の海ではがんがんテイクオフにチャレンジできるため、一回のサーフィンでの上達度が違います。

 

2-2 波がクリーン(整っている)なことが多い

夏だと昼になるにつれて陸地の気温が水温よりも高くなることでオンショア(サーフィンに適さない沖から陸に向かって吹く風)が多いです。一方、冬だと日中でも陸地の気温がそれほど上がらないため夏のような日中のオンショアが吹きにくく、波のコンディションが整いやすいです。

夏だと風が弱い朝早くからサーフィンする人が多く、日の出に海に行っても混雑していることが多いですが、冬だと日中でもそこまで波質も悪くならず、人も少なく混雑しにくいためゆっくり寝ても大丈夫です。

 

日本海は冬型の西高東低の気圧配置で北西うねりが大きくなった後、気圧配置が弱まったタイミングを狙うと風が落ち着いてコンディションが整っていることが多いです人の少ないキレイな波で思いっきり楽しんでください!

 

2-3 いつもと違うポイントでサーフィンできる

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夏には波がないポイントでも、冬になれば波が立つ場所も多いためいつもと違うポイントでもサーフィンができます。

いつもと違う海に入るのはそれだけで新鮮な気分でサーフィンできますし、旅行気分を味わったり地元の方との出会いがあるかもしれません。サーフィンが終わった後には暖かい温泉で体を休めたり、ご当地グルメを満喫したら最高ですよ!

 

海が荒れてるときは、ムリせずサーフィンは諦めて観光するのもいいですし、ボクは海沿いをドライブしつつ情報誌やネットに載っていない新しいポイントを探すこともあります。少し前に見つけた福井敦賀のポイントでは、ほとんどサーファーには知られていないであろうポイントにめちゃくちゃキレイな波が来ていて、友人と貸切で最高に楽しめました。この日が今までので一番楽しいサーフィンで、この楽しさが忘れられなくてさらに新しいポイントを探しています。

 

2-4 パドル力が鍛えられる

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冬のサーフィンでは分厚いウエットスーツを着てサーフィンをします。セミドライのお陰で寒い冬でもサーフィンできるわけですが、ゴムが厚い分、パドリングは大変になります。ウェイトをかけて筋トレしているようなものなので、夏のときよりもパドル力が鍛えられます

 

初めてセミドライでパドリングしたときは肩が重くてしんどかったですが、何回もやって慣れてしまえば冬はこれが普通になります。セミドライでのサーフィンを頑張っていると知らないうちにパドル筋が随分ついているため、夏のサーフィンでは面白いほどパドルが楽になっており成長を実感できます。

 

修行のようなパドリングをするよりも楽しんでサーフィンしたい!という方は夏用とボードを換えてセミドライのときはパドリングが楽な浮力の高いボードにする」のが良いです。浮力のあるボードに乗ればウエットスーツの重さによるデメリットを減らせるので、冬でも十分楽しむことができます!

 

2-5 日焼けしにくい

夏のサーフィンでガッツリ日焼けして真っ黒になった方も多いではないでしょうか?

冬は紫外線が弱く肌へのダメージも低いため、あまり日焼けを気にせずにサーフィンができます。特に女性の方は日焼けしにくいのは嬉しいですよね。

 

ただ、全く焼けないわけではないので、女性や日焼けが気になる方はしっかり日焼け止めを塗って下さいね。ボクは今年の正月に伊豆で3日間晴天の中でサーフィンしましたが、全く日焼け止めを塗らなかったら結構黒くなってしまい、新年の初出社で会社の同僚に笑われました。それでも、夏と比べれば全然焼けにくいです。

 

3.冬のサーフィンを快適にする便利グッズ

 サーフィンの便利グッズについては下の記事も読んでみて下さい。

hirochiki10.hatenablog.com3-1 セミドライ

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これがないことには冬のサーフィンはできません。東北や北海道ではセミドライよりも暖かいブーツ一体型の「ドライスーツを着用します。ドライスーツは全く水が入ってこない構造になっていておしっこができないため、オムツをつける方が多いようです。

太平洋側や北陸より西の日本海側ではセミドライがあれば十分です。セミドライだとたまに水が入ることがありますが、中に入った水もすぐに体温で温まるため、寒いのは水が入った瞬間だけです。 

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セミドライについては上記の記事でも紹介していますが、オススメのメーカーはDOVEBEWETです。セミドライは吊し (既成サイズ)ではなく採寸してもらってフルオーダーで注文して下さい!

ボクはDOVEのセミドライをフルオーダーしましたが、嫁が持っているウエット(別に安物ではない)と比較しても、柔らかい、脱ぎやすい、乾きやすい」ため快適で満足度が高いです。

 

冬用のウエットスーツは値段による性能差がかなり影響するため、ケチって中途半端な物を買わないでください!パドリングがしんどくて冬のサーフィンが憂鬱になります

特に初心者は体力や筋力が十分でないため楽に動ける高性能ウエット」の効果は絶大です。 

 

3-2 ブーツ、グローブ

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こちらも真冬のサーフィンには欠かせないグッズです。ブーツとグローブがあれば顔以外は防寒することができます。

ブーツやグローブを選ぶ際は「ピッタリなサイズ」を 選ぶようにして下さい!少し余裕があるだけでも動いたときにズレてしまって使いにくいため、「少し小さいかも」と思うくらいのサイズでちょうどいいです。

参考までに、ボクは173cm、67kg、靴のサイズ26.5cm、手は普通サイズですが、ブーツはM、グローブはSを使用しています!

 

【ブーツ】

ボクは  DOVEのサーフソックスを使用しています。ブーツと違って足底が柔らかいため、より素足に近い感覚でサーフィンできるため性能を重視する方にオススメです。しかし、足底が柔らかい反面とても破れやすいので、地面を歩くときや洗濯・乾燥させるときは丁寧に取り扱って下さい! ボクのソックスは破れてしまい水が入ってきて冷たいです。

 

最近、SOLITEから「熟成型サーフブーツ」が発売されました。スノボーでは熟成型ブーツが以前から知られており、フィット感に定評があって人気があります。

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 自分の足に成型することでフィット感が高くなるため、足先の感覚がより素足に近くて使いやすいです。

 

【グローブ】

ボクはSurf Gripの2mm×3mmのグローブを使用しています。Surf Gripはサーフィンのギアを専門に製造しているメーカーなので、グローブの性能は高いです。

 

素材はジャージ(左)とラバー(右)がありますが、ラバーは濡れた髪をかき上げるときに髪が引っかかるのがストレスなので、ボクはジャージ素材を使っています。この辺りは好みでいいと思います。

厚みはジャージャ素材なら3mmあれば十分暖かいですが、寒さが苦手な方は5mmにするのが良いです。ボクの妻は寒いのが嫌いなので、5mmのグローブを使用しています。

 

3-3 温水シャワー

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シャワー施設がないポイントでは必須です。保温用カバー付きのポリタンクとポータブルシャワーがあれば海から上がった後に海水を流したり、体を温めることができます。お湯を浴びてもすぐに寒くなりますが、浴びないよりはだいぶです。お湯で体を温めて冷めないうちにポンチョをかぶって着替えましょう。

 

保温カバーを使用して早朝に60℃のお湯を入れれば、真冬の12時間後でも十分な暖かさを保ってくれます。ポリタンクは20Lだと重いので12L×2個のタイプが使いやすいです。

 

3-4 防水カーシート

      

ウエットスーツのまま車に乗ることができるため、休憩の時に車内で暖房をかけて温まることができます。冬のサーフィンでは濡れたウエットを着たまま外にいるのは寒いし、かといって休憩で着替えるのは寒くて面倒なため、ウエットを脱がずに暖房をかけて体を温められるのはかなり便利です。

車内で暖房をかけてあったかいコーヒーを飲んだら体の中から温まってもうひと頑張りできます。

 

3-5 ホットジェル

寒い冬の強い味方!ホットジェルです!

海に入る前に塗っておくと体がポカポカと暖かくなる不思議なジェルです。寒いのが苦手な方はぜひ活用して下さい!

暖かさは2タイプあるので、自分のサーフィンするポイントや体感温度で選んで下さい。ボクは真冬のときだけ使用しますが、レギュラーで十分だと感じています。

 

まとめ

以上、冬サーフィンの実態とメリットについて紹介しました。

サーフィンが上手くなりたい!という初心者の方には冬サーフィンをオススメします。冬を通して練習することで、同時期に始めたサーファーより一回りも二回りも成長できます。

夏に向けて人の少ない冬の海で練習して、夏のサーフィンを思いっきり楽しみましょう!