スキー場からの帰りにトラキャンの電動ジャッキ1本が動かなくなった話です。
無事にジャッキを格納できて帰れましたが、ちょっと冷や汗をかきました。
シェルを降ろせないならまだしも、車を動かせれないのは困ります。
今後に備えて手動工具を常時積載しておきます。
目次
電動ジャッキは超便利!
本題に入る前に。トラキャンの電動ジャッキ、めちゃくちゃ便利です!
シェルの脱着が早く簡単にできるのは当然ですが、他にもメリットがあります。
- 防振ジャッキとして使える
- 傾斜に併せて前後左右の傾きを調整可能
防振ジャッキとして使える
わずか2分程でジャッキを降ろせるので、寝るときは必ず使っています。
ジャッキを地面に付けることでキャンパーが揺れにくくなり快適に寝れます。
ジャッキなしだとタイヤ(ゴム)で接地しているのでかなり揺れやすい。
誰かが寝返りや打ったときや、風が強い日は揺れが気になって熟睡できません。
キャブコン時代もバンクは揺れるので苦手でした。
ジャッキを降ろせばそんな不満は解消!トラキャンの巨大なバンクでも不快な揺れは起きません!
キャンピングカーは寝るための車なので睡眠の質は大切ですね。
前後左右の傾きを調整可能
車中泊地によっては傾斜がある場合も少なくありません。
そんなときも4本のジャッキで前後左右の高さを調整して水平にすることが可能。
傾斜がキツいと完全な水平は難しいですが、多少の傾斜なら対応できるし、ジャッキなしよりはるかに改善します!
こんな便利な電動ジャッキが壊れた?という事態が今回の記事です。
電動ジャッキが故障した!?
片付けも済んだのでさあ帰ろ〜、といつも通り最後にジャッキを上げようとすると、なぜか右後ろの1本だけ動かない・・
ボタンを押してもジャッキが動くゴトゴトという音が全くしません。
ジャッキは全部で4本ありますが、そのうち右後だけタイプの違うジャッキです。
それ以外の3本は同じこちらのタイプ。
電動ジャッキは4本同時に昇降できますがそれぞれスピードが違います。
右後のジャッキは一番早かったので調子がいいと思っていました。
地面から4,5cmほど浮いてますが、この状態では坂道や段差で地面に当たるのでNG。
地面に当たらない程度までは格納する必要があります。
原因調査(コントローラー)
トラキャンの電動ジャッキには2つのコントローラー(無線・有線)があります。
黒が無線タイプ、赤が有線タイプです。
普段は無線タイプしか使いませんが、自宅に忘れてきたので初めて有線タイプを使いました。
これも原因だったのか?は不明ですが、いつもとの違いではありました。
このときは2泊していましたが、1泊目後は普通にジャッキを格納できています。
なので直接的な関係はなさそうな感じです。
手動で格納する
コントローラーのボタンを押すと、制御版のランプは点灯するので電気は供給されていそうです。
正常な3本のジャッキとも違いはなく、配線を見渡した感じも問題もなさそうです。
こうなったら手動でジャッキを格納するしかありません。(経験なし)
まずはジャッキの左右についたボルトをモンキーレンチで外します。
中央の四角部分を回してジャッキを上昇します。
しかし、これがめちゃくちゃ硬い!
小型のモンキーレンチしか手元になく、動きはしますが相当大変です。泣
数分格闘した後にジャッキを確認しますが、変化があったか分からないレベル。
回す向きが違うのかも?
と思って空回りでもいいから正しい向きを確かめるべく、ダメ元でジャッキを動かします。
すると・・・電動ジャッキが動いた!?
噛み合わせが悪くなっていたのか?直った理由は不明ですが、モンキーレンチで回したことに効果があったようです。
それと回転方向(反時計回り)は合っていました。
ジャッキが治ってラッキーだったのと、モンキーを積んでいた自分を褒めました。
そのまま無事に格納でき、帰宅後もジャッキアップしてシェルを降ろせています。
手動工具は必須!
今回のトラブルを通して工具を載せておくことの重要性を痛感しました。
モンキーやドライバーなど最低限の工具は載せていますが、ジャッキ用の手動工具はトラキャンに必須!
今回はたまたま途中で直りましたが、あのまま手動で格納するのはキビシかったです。
場所もスキー場だったので手動工具を借りることも可能。(と思います。)
しかし工具を借りられない場所だったら自分で対応するしかありません。
ジャッキ昇降用の手動工具を探す
さっそく翌週末に手動工具を探しました。
2種類のジャッキで使う工具が違うので、それぞれに合う工具が必要。
こっちは差し込み角「3/8(9.5mm)」のラチェットレンチがピッタリでした。
もう一方のジャッキに合う4角のメスソケットは見つかりませんでしたが、2つのソケットで変換して対応できました。
ラチェットレンチにヘキサゴン(6角)ソケットを付けて、さらに6角ソケットで差し込み角「3/8(9.5mm)」に変換しました。
これで無事、手動でジャッキが動かせることを確認しました。
これからは常にシェルに積んでおきます。
納車されたときは「万が一に備えてすぐ準備しよう!」と思っていました。
いざ納車されるとやることがたくさんあるし、すぐ壊れないだろう?と安易な考えで後回しに・・
結局、トラブルに遭遇してから対応するというダメなパターンになりました。
まとめ
原因は特定できていませんが、とりあえずジャッキは動くようになりました。
古いキャンパーにトラブルは付き物。ジャッキに限らずある程度の工具はマストですね。
電動ジャッキはとても便利な反面、旅先で壊れるとなかなか厄介。
ジャッキが上昇しないと身動きが取れなくなるので困ります。
緊急時でも手動で昇降できる工具は必須だと痛感した出来事でした。
さっそく工具も準備したので、旅先でも安心してジャッキが使えます。