日本のキャンピングカーユーザーで、積極的にシャワーを使っている方は少数派です。
「キャンピングカーにシャワーは必要か?」という論争になると、日本にはそこら中に温泉や銭湯があるから風呂には困らない。だからシャワーは必要ない、といったことをよく耳にします。
しかし、本当にそうでしょうか?
今回は、議論の絶えないキャンピングカーのシャワー設備について考えてみます。
キャンピングカーの温水シャワーについてはこちらの記事もどうぞ。
目次
- ボクにとってシャワーが必須なワケ
- 大切なのは自分の使い方をよく考えること
- 初めて購入するなら中古車がオススメ
- 風呂代の節約にはならない
- 給排水タンクの容量は重要
- 後付けならKampaのポータブルシャワー
- 【番外】キャンピングカーに乗り換えるなら
- まとめ
ボクにとってシャワーが必須なワケ
真夏の猛暑や極寒の大雪、大雨のときに外に出るのは気が進まないし、疲れているのに汗を流すためだけに片道20~30分も運転するのはボクはイヤです。
ましてや、スポーツやアウトドアをする人にとって、その場でシャワーを浴びて泊まれるのはとても便利です。アウトドアを楽しんだ後にすぐ汗を流して、冷えたビールを飲めるなんて最高の贅沢じゃないですか?
あくまでもボクの価値観ですが、そもそもキャンピングカーというのは、好きな場所で快適に寝泊まりや宴会をするための贅沢品です。ただ寝るだけなら普通の車でも十分ですからね。
なので、毎回時間をかけて風呂を探しに行ったり、オートキャンプ場を予約してあらかじめ決まった場所で寝泊まりするなら、ホテルに泊まればいいと思ってしまいます。 これは、自分の使用用途を考え抜いた結論です。
大切なのは自分の使い方をよく考えること
結局、キャンピングカーに付ける装備というのは、乗る人さえ満足できればよいのです。一般論を鵜呑みにするのではなく、自分の用途に合った装備を見極めるのが最も大切です。
トイレについても同じことで「道の駅やコンビニで使えるから必要ない」のか、「渋滞やトイレのない場所での宿泊を考えて必要」となるかは人それぞれです。
だからボクは、少し水圧が弱くて処理が面倒なシャワーでも、好きなときに好きな場所で使える快適さを優先したし、大変満足しています。
正直、長期のキャラバンでは備え付けのシャワーでは到底まかないきれませんが、今日はシャワーで済ませるという選択肢があるのは大きなメリットだと考えます。
必要かどうかはその人次第
冒頭の「キャンピングカーにシャワーは必要か?」という議論に対しては、
「使う人にとっては絶対必要」だけど「使わない人にとっては全く必要ない」と言う回答になります。
当たり前だろ!とつっこまれそうですが、万人受けする答えがないからこの論争に終わりがないなのです。中途半端な物(タンク容量が小さい等)を付けると不便を感じて使わなくなるため、使うか使わないかハッキリ割り切るのが、満足できる結果になります。
ちなみに、ボクの愛車コマンダーは、94Lの大容量給排水タンクとシャワールームを備えています。シャワールームはお世辞にも広いとは言えませんが、ボクにとって温水シャワーが使えるのは本当に嬉しいです。
初めて購入するなら中古車がオススメ
キャンピングカーで実用的なシャワーを使うには、防水シャワールーム、温水ボイラー、プロパンガス、大型給水タンク、大型排水タンクといった多くの装備が必要です。
国産キャンピングカーでは、温水シャワーはオプション設定となっていることが多く、追加すると安くても50万以上は見積もっておく必要があります。
シャワーに限った話ではありませんが、初めてキャンピングカーを購入する場合、自分にはどんな装備が必要なのか決め切れないのが普通です。だから、まずは中古で1,2年乗ってみて、自分に必要な装備を見極めるのがよいと思います。
特にシャワーは、値段が高いだけでなく使わないならスペースがムダでしかありませんので。
風呂代の節約にはならない
「シャワーが使えれば銭湯代の節約になる」と思うかもしれませんが、はっきり言ってそれは見込めません。
設置するのが元々高額ですし、壊れたら修理も必要になる。ガス代もかかるし、出先だと排水処理にも金がかかります。なので、1回500円で済む銭湯の代わりとして元を取るのは絶対にムリだと考えた方がよいです。
あくまでも節約ではなく、「どこでもシャワーを浴びられるという価値」を買っていると思って下さい!
給排水タンクの容量は重要
一回のシャワーで必要な水は約20Lですので、使用人数と日数からタンク容量の目安をザックリと計算できます。夫婦二人なら50L、家族4人なら80L以上は欲しいところですし、余裕を持って使うなら倍の容量が欲しいところです。
タンクの容量は車種によって全然異なるため、「温水シャワーがついている」という安易な条件で決めないで下さいね。
また、車によっては給水タンクは大容量なのに、排水タンクの容量が小さい場合があります。水があっても排水タンクが満タンになったら使えなくなるため、よく確認しましょう!(排水を垂れ流しにすれば使えるのでしょうが、完全にマナー違反です)
アパートだと排水は大変
ボクはアパートの1階に住んでいますが、排水には結構苦労しています。一戸建てであれば、自宅駐車場のマンホールを開けて排水できますが、共同設備のアパートではそうもいきません。。
なので、20Lポリタンクに排水を入れて家の中まで運んで捨てています。
1回に20Lしか入らないので、この作業を多い時は3,4回繰り返す必要があります(^^;)
たくさん遊んだから仕方がない、といつも自分に言い聞かせて頑張っています。
ちなみに、アパートでもキャンピングカー(キャブコン)に乗れるので諦めないで下さいね。
後付けならKampaのポータブルシャワー
後付けで温水シャワーを設置するとなると、ガスボイラーの設置場所に困ります。そこでオススメなのが、カセットガスで使えるKampaのポータブルシャワーです。
シャワー以外にも、寒い冬には歯磨きや皿洗いにも温水が使えると重宝します。
価格も5万円とそれほど高くないですし、ポータブルなので要らなくなったら降ろせばよいです。キャンプ場で持ち運んで使うこともできます。
燃料もカセットガスなのでどこでも手に入るし、バッテリーで十分稼働します。
【番外】キャンピングカーに乗り換えるなら
キャンピングカーへの乗り換えを検討するなら、まずは愛車の買取価格を確認して資金計画を立てるのが第一歩。
高値で売るには複数の買取店で競合させる「一括査定」や「オークション」が強い。
昔の一括査定は「登録した瞬間に知らない番号から大量に電話が来る!」って感じで面倒でした。
最近は少ないやり取りで済むサービスが増えているので、気軽に使えましたよ。
実際に使ったオススメのサービス2つを紹介します。どちらも知名度が抜群で安心して使えます。
①楽天Car車買取
オークション形式で高く売れるのが最大の魅力!
楽天Car車買取のメリット
- 中間マージンがない分、とにかく高く売れやすい!
- 電話・検査は1回だけでOK!
- 分かりやすい料金体制!必要なのは売約時の手数料22,000円だけ!
- 希望価格以下なら査定・出品しても完全無料!
多くの買取店が登録していて、購入価格を直接入札するので相場より高く売れやすいです。
電話や検査は1回だけ、やり取りは楽天1社とすればOKなので手間がかかりません。
希望価格以下なら査定や出品をしても完全に無料!
必要なのは成約が決まったときの売約手数料22,000円だけ。料金体制がシンプルなので安心して利用できます。
さらに楽天歩ループの強み、楽天ポイントもたくさん貯まるのでお得です!
フリマとの最大の違いは、専門スタッフが車両の状態をチェックして出品するので、
①買取店が高値を付けやすい ②売却後にトラブルに発展しない、メリットがあります。
安値で買取されるのが心配なら、初回は売切価格を高く設定しておけば問題なし。
売切価格に届かなければ売却する必要はなく、費用も全くかかりません。
②効率良く査定するならMOTA
Youtubeの広告でも目にしたことがあって馴染みがありました。
- 直接やり取りするのは査定額の上位3社だけ
- WEB上で査定金額が事前に提示される
- 申込後、翌日18時までには上位3社から提示をもらえる
査定金額が低い買取店とのやり取りが不要で、上位3社から目安金額(例:100万円〜120万円)が現車確認前にWEB開示されます。
相場を把握して交渉できるので、安値で売って損する可能性が低くなります。
楽天Car車買取との最大の違いは、自分で直接、買取店と金額を交渉できる点です。
交渉力に自信があったり、自分の愛車の魅力をしっかり伝えて金額を提示して欲しい方には、一括査定が向いています。
まとめ
キャンピングカーのシャワーは、使う人にとっては絶対必要ですが、使わない人にとっては全く必要のない装備になります。快適に使う場合には、多くの設備と資金が必要になりますし、給排水タンクも大型にしたいところです。
中途半端な物を付けても不便に感じて使わなくなるため、使うか使わないかハッキリさせるのが満足できる結果となります。
自分の使い方をよくイメージして、後悔のないキャンピングカーライフを送って下さいね!