自分の足型に成形できる熟成型サーフブーツ「SOLITE」が話題となっていますよね。
今回、ボクが実際にSOLITEのサーフブーツを購入・使用してみた感想を書きます!
目次
結論から言いますとこれからブーツを買う人は絶対に熟成型ブーツがいいです。
フィット感とボードの操作性がとてもよく、ソールが頑丈で耐久性も高いです!
↓これです↓
「熟成型」サーフブーツとは!?
スノーボードでは定番となっている自分の足型に合わせることができるブーツで、既成サイズよりも足へのフィット感が抜群によいです。ボクはスノボーでも熟成型ブーツを使っていますが、激しく動かしてもずれにくいため、ボードを操作しやすい、安定して滑れる、疲れにくい、といったメリットを感じています。
ボクの周りの上手なスノーボーダー達も「熟成型ブーツが調子いい」と言って好んで使っています。
そんな魅力的な熟成型ブーツがサーフィン用にも発売されたため、話題にならないわけがありません。サーフィンはスノボー以上に足先の細かい感覚が求められるため、ブーツのフィット感(足の操作性)はとても重要な要素です。
成形はとても簡単で「熱湯でゴムを柔らかくし、冷まして自分の足型を記憶させる」というものです。自分の足型に「熟成」させられるため、既成サイズのブーツより圧倒的にフィット感が高いです。
熟成型ブーツの特徴
・既成サイズよりも自分の足にフィットする
・安物のブーツとは違い、ソールの作りがしっかりしている
・ソックスよりも耐久性が高い
【既成サイズよりも自分の足にフィットする】
既成サイズのブーツは足の長さ程度にしか分類されていませんが、足の形は人それぞれ違っているため、既成サイズのブーツが自分にフィットしないのは当然なわけです。
ボクは人より足が横広で、足の甲が分厚い特徴があります。なので、足の長さに合わせると横幅が狭くてキツく、横幅に合わせるとつま先が空いてしまいます。
一方、熟成型ブーツは熱でゴムを柔らかくして変形させるため、個人の足の形状に合わせて成形することができ、既成サイズに合わない人でも高いフィット感が得られるのです。(もちろん、絶対的な長さは変わらないためある程度足のサイズに合わせる必要はあります)
また、「何度でも成形できる」ためフィット感が悪くなってきた、と感じたら再度成形すればいいのです。ショップ店員の話では、1,2ヶ月に1回程度成形すれば調子よく使えるとのことです。
【安物ブーツとは違いソールがとても頑丈】
サーフブーツは5000円程度でもいろんなメーカーから売られていますが、SOLITEのブーツはエントリーモデルのカスタムでも1万円します。しかし、これはショップの店員が言っていましたが「値段は高いがソールの作りが頑丈で耐久性はSOLITEの方が断然高い」です。実際に手に取って比べてみると、明らかにソールがしっかりしているのがわかります。
つまり、値段は少し高いですが、耐久性が高いため普通のブーツより長く使えますし、性能も間違いなく高いためコスパが非常にいいです!
【操作性はソックスには劣る】
他のブーツと比べれば確かにフィット感と操作性はとてもよい熟成型ブーツですが、ソールが柔らかいソックスと比較してしまうと素足に近い操作性は劣ります。しかし、ソックスはソールが柔らかいため耐久性に乏しいのが難点です。
ボクは1シーズンでソックスのソールが破れかけて水がしみてくるようになりました。ビーチで足が着く場所まで歩くときは、あまり踏ん張りすぎないように注意して下さい!ボクは踏ん張り過ぎてソールが痛みました。
コンクリートを歩くときもソールが痛まないよう優しく歩く必要があります。扱いが雑だとすぐに破れてしまうため気をつけて下さい。
コスパ重視→熟成型ブーツ
パフォーマンス重視→ソックス
よほど繊細な感覚を求める方以外はSOLITEで十分です。SOLITEを使ってみて、
ソックスを使うなら「毎シーズン買い換える」くらいの覚悟は必要です。
SOLITEのモデル
カスタム、カスタムNEO、カスタムPROの3種類があり、ゴムの厚みは3mmと6mmが選べます。各モデルの違いを以下にまとめます。
カスタム→エントリーモデル、インナーなし、履き口の浸水防止処理なし(約1万円)
カスタムNEO→保温性アップのインナーソックス、ウエットとのフィット性アップのNON SLIP TAPE(約1万2千円)
カスタムPRO→保温性アップのインナーソックス、浸水を防ぐ絞られた履き口、ベルクロアーチストラップによる甲の締め付け(約1万4千円)
ボクはエントリーモデルのカスタムの3mmを購入しましたが、使っていてブーツのズレや浸水もほとんどなく十分満足しています。激しく巻かれたときにたまに水が入る程度です。
水温14℃の日本海で使用しましたが、足先の寒さは特に感じませんでしたので、3mmあれば十分です。
訂正します!2月に水温11℃にて使用しましたが、水の冷たさが伝わってきて足が寒かったです。真冬の日本海に入られる方は、5mmブーツが必須です!
冷えすぎて足先の感覚がなくなっていくのがわかりました。
サイズの選び方
サイズは指先が曲がらない程度にピッタリのサイズがちょうどよいです。
ボクは26.5cmのスニーカー(素足の実測は約23.5cm)を履いていますが、SOLITEは26cmでピッタリでした。
できればショップで試着して自分の足のサイズに合ったブーツを買うことをオススメします!近くのショップで扱っていない場合は素足の実測でサイズを選んで下さい!
ブーツの成形方法
まずはこちらの動画をご覧下さい。
ボクが実際に成形してみた注意点とポイントを手順に沿って書きました。
【成形方法】
①ブーツの履き口を折り返してシンクに置く
②ブーツに熱湯を注いで5分放置する
ウエットスーツなどのゴムは熱に弱い!と思っていたのでブーツに熱湯を入れるのは少し抵抗がありましたが、説明書通りに熱湯を注いでいきます。くるぶし辺りまで入れればOKです。
ボクはケトルでお湯を沸かせて入れましたが、結構お湯が必要なため足りなくならないように多めに沸かせてください!
基本的にゴムは熱に弱いため、熱湯を入れておく時間はきっちり守るのがよいでしょう。
③5分後、熱湯を捨て急いで水ですすぐ
急いでいたので写真はありません。笑
熱湯を捨て、水ですすいでブーツを冷まします。ブーツ内部を手で触れる程度まで冷まします!1回水ですすぐだけで十分温度が下がっていました。
④ブーツを履いて5分待つ
急いでブーツを履いて、あとは5分待つだけです。ブーツを履くときは、履き口を折り返した状態でつま先を入れ、かかとを入れるときに後ろの紐を引っ張ると履きやすいです。
ブーツを冷ましてから時間が経ち過ぎてしまうと、ゴムが固まって成形後のフィット感が悪くなるため、熱湯を捨ててからブーツを履くまでは急いで下さい!
⑤ブーツを脱いで乾かしたら成形完了
脱ぐ時も履き口を折り返すと脱ぎやすいです。あまりゴムを引っ張らないよう、かかとのソールを持って脱ぐとブーツに負荷がかかりません。
成形は「何回でも」できるため、フィット感がイマイチでしたら再度成形してみて下さい。1,2ヶ月に1回は成形し直すと調子がよいです。
まとめ
SOLITEの熟成型ブーツは成形できるだけあって他のブーツとはフィット感が比べ物になりません。ソールの作りもとても頑丈で耐久性も問題ないため、これからブーツを購入される方は、断然SOLITEの熟成型ブーツがいいので一度試してみるのをオススメします!