サーファーにとって、キャンピングカーで波を求めて日本全国を旅するのって憧れますよね。
海上がりは気持ちよく温水シャワーを浴び、疲れたときはゴロンと昼寝して、夕日を眺めながらビールを飲んで、波の音に癒されながら眠りにつく。
考えただけでもワクワクしてきませんか?
そこで、キャンピングカーオーナーのボクが考えるサーファー向けのキャンピングカー装備を紹介します!
今回の条件と予算(200万)をもとに、ボクが購入したキャンピングカーはこちら。
目次
- どうして買う決心がついたのか?
- サーファー全般の必須装備
- 走行距離が多いサーファー向け
- 冬に車中泊するサーファー向け
- 車内で料理をするサーファー向け
- <番外編>あれば嬉しい装備
- まとめ
- 【番外】キャンピングカーに乗り換えるなら
どうして買う決心がついたのか?
①妻からOKが出た!
最大の理由が「妻の了承が得られた」ことに他なりません。笑
妻もサーフィンをするため、キャンピングカーに多少は理解がありました。
そして、温水シャワー、個室の着替えスペース、ドライヤーが使用できるキャンピングカーは女性にとって超快適だと言い聞かせ、納得してもらえました!
奥さんからOKがもらえないと悩んでいる方はこちらの記事をどうぞ。
②中古車は意外と安い!
第二が「お金の問題」です。
カーセンサーで探すと安い中古のキャブコンベースでも250〜300万のため、完全に予算オーバーだと諦めていました。
そんなある日、毎年キャンピングカーを買っている知り合いの車屋さんから
「古い車体なら、業者オークションで買って乗り出し100万でも可能だよ」と聞いて、もう乗り気になったわけです(笑)
そこから本格的に購入を検討し始め、下取り車の売値、キャンピングカーの維持費、予算について計算して「ちょっと小遣いを減らせばイケる!」となったワケです。
サーファー全般の必須装備
大容量の清水タンク、排水タンク
シャワーを浴びるために水は必須ですね。
シャワーに必要な水量は男性20L、女性30Lが目安とされています。それ以外にボードを洗うことも考えると、一人なら40L、二人なら80L、ファミリーなら100Lくらい欲しいところ。
水をたくさん使うサーファーにとって、タンクは大きいに越したことはありません。
屋内シャワーがメインなら、排水タンクは清水タンクと同じ量が必要になりますが、外でも浴びるなら排水の容量は少なくても大丈夫です。清水は足りなければ、(不便ですが)ポリタンクで持って行くこともできます。
こちらのキャンピングカーは、日本製でありながら清水タンク100Lもある珍しいモデルです。
40L以上の容量になると、車体に固定されたタンクにホースで給水するので、重たいポリタンクを運ぶ必要がないんです。準備がめっちゃ楽になりますね。
シャワールーム、温水ボイラー
シャワーを浴びて着替えができるシャワールームと温水ボイラーは欠かせないです。温水を作るには3つの方法があるので、それぞれの特徴を知っておきましょう。
サーファーにとって、海に入っている間にお湯を作れるガスボイラーが最強です。
寒い日に車内で温水シャワーを浴びたら「キャンピングカーを買って良かった!」と心から思えます。さらにFFヒーターを使えば、真冬のシャワー上がりも暑いくらいポカポカですよ!
シャワールームは位置も大切です。ウエットのまま車内に入るので、エントランスドア近くにあると車内を濡らさないで済みます。
トイレ
トイレのないサーフポイントもありますが、車に付いていれば何の心配もいりません。
ボクは2,3回ほど、サーフィン中にトイレに行きたくなって、慌ててコンビニに直行した経験があります。あのヒヤヒヤはもう経験したくないですね。
サーフィン以外でも、夜間に女性や子供がトイレに行くのは防犯上よくないし、小便だけのために車を降りてトイレに行くのは面倒です。雨や雪の日なんかはさらに気が引けます。
一度使ってしまうと、トイレは便利すぎて手放せないですよ!
ポータブルであればそれほど場所を取らないし、汚物を簡単に処理できるキットもあります。災害時にも使えるので一つ持っておいて損はないです。
我が家は、トイレの処理を考えて大便だけは公共のトイレを使用していますが、もしもの場合はこの処理キットを使っています。
冷蔵庫
キャンピングカーの冷蔵庫は、DC12V、AC100V、ガスの3通りで冷却できる「3WAYタイプ」と、コンプレッサー式でよく冷える「DC12Vタイプ」のどちらかが多いです。
コンプレッサー式は家庭用と同じ原理なのでよく冷えますが、たくさんの電力を必要とします。電気が不足しないようソーラーパネルがあれば安心して使えます。
3WAYなら電源がない場所でもガスを使って冷却できるので、大切な電気を節約できるのがメリットです。
容量は50L程度が一般的ですが、80L以上の大きなサイズもあります。アメ車になると家庭用サイズが付いていたりします。
容量が小さくてもよければ、ポータブル冷蔵庫もしっかり冷えます。カセットガスで冷却できるモデルなら、バッテリーの電気も節約できます。
冷凍庫としても使えて便利です。
クーラーボックでも代用可能ですが、旅先での氷の調達が必要になるので、長期旅行や使い勝手を考えると冷蔵庫が便利です。
キンキンに冷えたビールがいつでも飲めるのは最高の贅沢ですよね!
ベンチレーター(換気扇)
車内に熱気がこもりやすい春〜秋には、ベンチレーターが便利です。
吸気・排気のどちらもできて風量も大きいので、窓を開けて回すだけでかなり車内の空気を入れ替えることができます。風がなくて暑いときなんかに重宝します。
また、車内で調理をして湯気や臭いがこもりそうなときも、車外に排気することができます。寒い日に温かい鍋やすき焼きを車内で食べると、そりゃもう格別にウマイですよ!
サイドオーニング
日差しの強い時期は日陰に入るだけでだいぶ涼しいし、紫外線を防げるので女性に嬉しい装備です。外にイスを並べてゆったり波をながめたり、日陰でのんびりBBQなんてのも楽しいですよね。
こちらは安価に後付けできるオーニングなので、キャンピングカー以外にも設置できます。
サイドオーニングに似た装備に「カーサイドタープ」があります。
普通のタープよりは張るのが楽ですが、タープを広げてペグを打つ手間があるでサーフィンのときは面倒です。サイドオーニングなら数十秒で設置・撤収できるため、ちょっとした休憩やポイントを変更するときでも、ためらわずに使えます!
サブバッテリー
キャンピングカーの設備のほとんどは電気で動いてます。
この電気は、車のエンジンを起動するバッテリーとは別に、キャンピングカーの設備用に付いているのがサブバッテリー。
車のバッテリーを使ってしまうと、いざというときにバッテリー上がりでエンジンがかからなくなるからです。
必要なバッテリーの容量は、車内で使う設備や旅先での充電方法にもよりますが、電気がなくなると設備が使えなくなるので余裕を持っておくのがいいでしょう。
最近はポータブル電源の進化が著しいです。
難しい配線は不要だし、大容量で価格も手頃になっています。
ボクもECO FLOWのポータブル電源を2つ使っていますがかなり便利です。災害の備えにもなります。
余裕のある就寝定員
仲間や家族と一緒に車中泊するなら、余裕のある就寝スペースが必要です。
キャンピングカーの就寝定員はギチギチに詰めたときの人数なので、快適に寝るには余裕を持っておきましょう!(就寝定員が4人でも大人4人が快適に寝るのは困難)
大切なのは、就寝定員ではなく各ベットのサイズをしっかり見て、ここに2人、ここに1人、といったように何人寝れるのか想定しておくことです!
また、常設ベットやバンクヘッドがあると、ベット展開しなくてもすぐに寝られるので、昼寝や仮眠をすることが多いサーファーには便利です。
走行距離が多いサーファー向け
走行性能と乗り心地
サーフィンする以前に、まずは安全に目的地に着くことが大切ですよね。
キャブコンで走行安定性に貢献してくれるのは、ワイドトレッドとロングホイールベースがあります。
また、大きく重量がかる後部のタイヤがバーストしやすいため、リアダブルタイヤは高速走行で安心できる装備です。命あってのキャンピングカーなので、ボクにはダブルタイヤは絶対に外せませんでした。
乗り心地がよいのは、グランドハイエースベースや欧州車ベースが挙げられます。しかし、グラハイベースはシャワールーム付きの個体が全然ありません。
デュカトやヴァナゴンの欧州車は、非常に走行性能と乗り心地がよく、日本のベース車の比ではないようですが、故障が多いのが難点です。
就寝定員が少なくてもよければ、バンコンは走行性能と燃費がいいです。
最近では、広いシャワールームが付いたバンコンも出ています。
フロントにエンジンルーム
この条件こそ、ボクのキャンピングカーの選択肢を大幅に狭くした原因です。笑
前方にエンジンルームがあるのはスペース効率は悪いですが、前方からの衝突安全性、エンジンの振動、エンジンの排熱等のメリットも大きいです。
そして何より、ボクも妻もフロントエンジンの乗用車っぽいスタイルが好きだったため、ここは妥協することができない部分でした。
車は一緒にサーフィンに行く相棒なので、自分が気に入った外観を選ぶのも大切なポイントです!
冬に車中泊するサーファー向け
FFヒーター
冬に車中泊する方には必須の便利装備で、寒い冬でも車内はポッカポカになります。
FFヒーターはガソリンやガスを燃料にして、少ない電力で使えるヒーターで、自宅で使う石油ファンヒーターのイメージです。排気ガスは車外に出るよう設計されており、換気なしでも安心して使用できます。
もちろん、アイドリングも不要なので、騒音で周囲に迷惑をかけることもありません。
発電機+エアコンで代用する手段もありますが、夜間の発電機は騒音の関係で使える場所が限られるので難しいです。
車内で料理をするサーファー向け
シンク、コンロ
車中泊した翌朝から温かいご飯を車内で食べられる、これってとっても贅沢な気分になれます。
コーヒー片手に海チェックしながらの朝食なんて、それだけでもワクワクすること間違いなし!
車内で料理を作るなら2口以上のコンロが欲しいところです。ご飯を炊きながらおかずを作ったり、お湯を沸かしながらホットサンドを作ったりできるので、家と近い感覚で料理ができます。
カセットコンロでも代用できますが、狭い車内で2台以上使うのは厳しいです。
<番外編>あれば嬉しい装備
エアコン
水温が高い時期こそサーフィンに行きたくなりますが、そんな時期は気温も高いので車内の暑さは厳しです。夜ぐっすり寝るにはエアコンは便利な装備です。
スペースがあれば家庭用エアコンが理想ですが、室外機の設置スペース、工事、費用を考えると「ウインドエアコン」が優れています。
ウインドエアコンは室外機が不要で価格も安いですし、室内の狭いキャンピングカーであれば冷却能力は十分です。
ただしエアコンを長時間使うとなると、かなりの電力が必要です。
外部電源があれば全く問題ありませんが、電源のない環境で快適に使うには、大型のサブバッテリーや発電機が必要になり、費用や騒音の問題をクリアーしなければいけません。
他には家庭用エアコンよりコンパクトな「車用エアコン」も最近は多いです。
取り付けには手間がかかりますが、家庭用と同じ冷却能力でキンキンに冷えます。
ボクも完全に素人ですがDIYで取り付けしました。
家庭用と比べて室外機が固定しやすい設計なのと、室内機・室外機ともにコンパクトなのが売り。
電源もバッテリーを想定したDC12V,DC24Vなのでインバーターは不要です。
外部シャワー
海を上がったあとにサッと水で流したり、サーフボードを洗うのに便利です。ポリタンク+ポータブルシャワーでも代用できるので必須にはしませんでした。
後付けも可能な設備なので必要になってからでもOKです。
ソーラーパネル
サブバッテリーは外部電源や走行で充電するため、旅先での停車中は充電できません。
ソーラーパネルがあれば停車中でも充電できるので、使い過ぎなければ電気に困ることはなくなります。
後付け可能なので電気が足りないと感じてからでもOK。
素人でもソーラーパネル設置は難しくなかったです。フレキシブルパネルなら固定も両面テープでいけます。
リアラダー
リアラダーはルーフに登るだけでなく、ゴミ箱などを設置する使い方ができます。車内に生ゴミを置いておくのは、臭いと衛星的にもよくないですからね。
リアにキャリアをつければサーフボードや自転車を運ぶこともできちゃいます!
電子レンジ
コンロしかないと冷たい食材を温めるのが難しいし、フライパンを使うと洗い物も増えるので、電子レンジがあると便利です。
ただし電気の消費量がかなり大きいので、バッテリーにダメージを与えないよう発電機やエンジンをかけながら使う工夫が必要になります。
まとめ
以上、サーファーに必須のキャンピングカーの装備について紹介しました。
これらの項目と、200万以下という我が家の予算を考慮した結果、ボクが購入したのがヒュンだSRXベースのコマンダーです。
かなりマイナーな車種ですが、エンジンルーム・シャワールーム・ダブルタイヤがある5m以下のキャンピングカーはあまりないため、ハマる人には魅力的な車です!
自分の使い方にあった理想のキャンピングカーを探してみて下さいね!
【番外】キャンピングカーに乗り換えるなら
キャンピングカーへの乗り換えを検討するなら、まずは愛車の買取価格を確認して資金計画を立てるのが第一歩。
高値で売るには複数の買取店で競合させる「一括査定」や「オークション」が強い。
昔の一括査定は「登録した瞬間に知らない番号から大量に電話が来る!」って感じで面倒でした。
最近は少ないやり取りで済むサービスが増えているので、気軽に使えましたよ。
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