ポータブル冷凍庫を導入したら、車内での食事がめちゃくちゃ楽になりました!
冷蔵庫は言わずとも必須ですが、冷凍庫があればさらに便利になりますよ。
最近の冷凍食品は普通に美味しいしバラエティーも豊富。
賞味期限も冷蔵品より断然長いので、食べ切れなくても腐らせる心配がありません。
今回は車中泊旅で冷凍庫を使うメリットについて解説していきます。
山善のポータブル冷凍冷蔵庫を使ってます。
目次
キャンピングカーの冷蔵庫
キャンピングカーには常設の家庭用冷蔵庫(65L)が載っています。
理想は2ドアで冷凍室が分かれたタイプですが、スペース的に収まりません。
冷蔵庫の容量は家族4人でも十分ですが、冷凍庫は狭いし部屋が分かれてないので冷えがイマイチ。
冷凍庫としてはおまけ程度の機能しかありません。
この家庭用冷蔵庫は古い3WAY冷蔵庫から載せ替えています。
ポータブル冷凍冷蔵庫とは?
主な特徴は以下の通りです。
- 冷凍庫と冷蔵庫の2WAY
- 移動可能で家でも車でも使える
- バッテリー付きなら場所を選ばない
- 2部屋に分かれて冷凍&冷蔵を同時に使えるモデルあり
持ち運びできて、電源はAC100VとDC12V両方に対応。つまり家でも車でもOKです。
温度も好みに設定でき、冷蔵庫・冷凍庫どちらとしても使えます!
バッテリー内蔵モデルなら場所を気にせず使えるので、アウトドアで活躍すること間違いなし。
車のエンジンを止めてる間でも食材が傷まないのは安心ですね。
※真夏の車内にバッテリーを長時間放置するのは危険です!
さらに、1台で冷凍&冷蔵を同時に使えるモデルもあります!
ここまで来ると、もはや持ち運びできる家庭用冷蔵庫って感じですね!
ただし、2部屋タイプになるとデカくて重いのがネック。
キャスター付きなので移動は簡単ですが、載せ降ろしはちょっと大変そう・・
ポータブル冷凍冷蔵庫を購入!
山善のポータブル冷凍冷蔵庫(25L)を楽天マラソンで買いました!
ポイントがかなり還元されたので、(たしか)実質17000円でした。
山善は日本メーカーなので品質や保証の面で安心。製品の作りも全体的にしっかりしています。
カラーはアウトドアに合うモスグリーンにしました。
性能的にも問題ありません。-17℃まで冷えています。
コンプレッサーの音も静かで、車内で寝るときも特に気になりません。
今回は付属バッテリーなしのモデルを選びました。
理由は、電源のある場所で使うのがメインなのと付属バッテリーの安全性が心配だったからです。
安全性については後述する「注意が必要!」に詳しく書いています。
屋外で使うときは車内から延長コードで電源を取っています。
大容量リチウムバッテリーを載せているので、電力的には全く問題ありません。
冷凍冷蔵庫のここが便利!
実際に使って感じた便利なポイントを解説していきます。
車中泊飯が簡単・節約・健康に!
電子レンジと組み合わせれば、車中泊の食事がめちゃくちゃ楽です!
家で作った料理を冷凍しておけば、あとはチンするだけでOK。
外食よりも早くて節約になるし、栄養面でも優れています。
キャンピングカーがあると頻繁に出かけるので、お金と健康は気にしています。
冷凍食品を持ち運びできると何かと便利なシーンが多いです。
小腹が空いたときに「焼きおにぎり」、ビールのつまみに「焼き鳥」、おやつに「大判焼き」など、大活躍しています!
冷凍なら腐らせる心配がないので、とりあえず持って行って食べないのも全然OK。
キャンプ&自宅BBQでも大活躍!
キャンプやBBQで食材を取りに、車や家を何度も往復するのは面倒ですよね。
かといって、暑い時期に生ものを出しっ放しにするのは気が引けます。
手元に冷蔵庫があればストレスなくゆったり食事を楽しめます!
ビールも飲む直前までキンキンだし、クーラーボックスみたいに氷を調達する必要もなし。
スイッチONにするだけなので、めちゃくちゃ気軽に使えます。
我が家ではBBQはもちろん、庭でピザを焼くときにも使ってます。
実は本格的なピザが焼きたくて、1年前に「ポータブルのピザ窯」を買いました。
これが大正解!店レベルのピザが家で食べれるし、何より焼くのにワクワクします!
友人を呼んでピザパーティーも楽しいですよ。
本格的過ぎてみんな驚くし、すっかり一芸になっています。笑
写真を撮るのに必死で焦がしました(笑)。でも焼きたての味は格別です。
こんなときに世話しなく食材を取りに行ってたら、友人達も気を遣いますよね。笑
冷凍のお土産物が買える
旅先で見つけた冷凍のお土産物も気にせず買えます。
保冷剤も必要ないし、旅の途中でも電気さえあれば何日でも冷凍しておけます。
富山観光で食べた「ホタルイカの漁師漬」が本当に美味しかったです。
しょっぱ過ぎない絶妙な塩気で、酒のつまみとしても最高!
このときは冷凍庫がなく、買って帰れなかったのが本当に残念でした。
オンラインでの販売がないようなので、次は必ずお土産に持ち帰ります!
注意が必要!
便利なポータブル冷凍庫にも注意点が3つあるので解説していきます。
けっこう重い
家庭用と同じくコンプレッサー搭載でよく冷えます。食材はカチカチに凍ります。
冷蔵庫としての性能は高い反面、けっこうな重さがあります。
ボクが買った25Lモデル(バッテリーなし)で10.5kg。5kgの米袋2つに匹敵する重さです。
バッテリーや容量が増えればさらに重くなります。
ポータブルは持ち運びできるのが売りですが、欲張って大きいサイズを買うと移動が大変。
冷蔵庫に加えて食品の重さも増えるので、使うシーンや容量をよく考えて選んで下さい!
冷蔵庫2台だと消費電力が大きい
冷蔵庫って容量が増えても消費電力はそこまで変わりません。
2台より1台の大きい冷蔵庫の方が消費電力は低くて済みます。
キャンピングカーだと既に冷蔵庫が載っていることも多く、もう1台載せると燃費は悪いです。
大容量のポータブル冷蔵庫1台にすれば消費電力では有利ですが、重くて移動が大変になります。
2台体制だと持ち運びは簡単ですが、電気のロスが増えてもったいない。
どちらも一長一短なので、自分の使い方に合わせて選ぶことが大切です!
バッテリーは安全性・使い方を要確認
安全性については素人の個人的な見解ですので参考程度にして下さい。
メーカーのバッテリーを批判するつもりはありません。
ポータブル冷蔵庫に内蔵(or付属)されるのはスマホと同じくリチウムバッテリーです。
リチウムにもいくつか種類があって、それぞれエネルギー密度や安全性が違います。
イラストはhttps://www.no1biz.jp/blog/601/より引用
個人的には、安全性が高く発火リスクが低い「リン酸鉄系」のリチウムが安心できます。
ですが、付属バッテリーにリン酸鉄系が使われている商品はなさそう。(2023.9執筆時点)
理由は推測ですが、リン酸鉄系だとコンパクトさが必要な付属バッテリーの要件に合わない(orサイズの合う小型セルが流通してない)からだと思います。
リン酸鉄系は安全な反面、エネルギー密度が低いので同じ容量だとサイズは大きくなります。
ボク個人としては、安全性を最重視したいので、
「バッテリーなしの冷蔵庫」+「リン酸鉄リチウムのポータブル電源」の使い方がベストと考えています。
キャンピングカーに設置したリン酸鉄リチウムは、丸2年経過していますがノートラブル。
この経験からもリン酸鉄リチウムの安全性を信頼しています。
※付属バッテリーを使ってるユーザーも多く、自分が過度に心配しているだけとも思います
【注意】どんな種類のリチウムバッテリーでも熱は大敵!
直射日光をガンガン浴びたり、真夏の車内で長時間放置は危険です!
「スマホを車内に放置して発火した!」なんて怖いニュースも耳にします。
たとえ発火しなくても熱でバッテリーが劣化するので、気をつけて欲しいポイントです。
仕方がなく車内に置くときはサンシェードで日差しを防いだり、窓を開けて換気するのが効果的。
思わぬ事故を起こさないためにも、取説の注意事項をしっかり読んで下さい!
※キャンピングカーのバッテリー設置場所は乗用車ほど高温になりません。車自体の断熱性が高いのと、保管場所がシート下なので熱が伝わりにくい環境です。
我が家の定番メニュー:ミートドリア
車中泊の夕飯は「ミートドリア」が定番化してます。子供にも好評で毎回完食してくれます。
さすがに連泊のときはメニューを変えますが。笑
ミートソースは家で作って冷凍に、米は車内で炊飯器で炊いてます。
ソースだけなら冷凍庫も圧迫されません。
車内での調理は超簡単!冷凍ソースをレンチンしてご飯にかける。
さらにチーズをかけてレンチンで溶かした後に、バーナーで炙って焼き目をつければ完成。
とろーり香ばしいチーズが、たまらなくワインとマッチします。
野菜をたっぷり入れて作れば栄養バランスも抜群!文句の付けようがありません!
家での調理も簡単!(詳しいレシピはこちらを参照して下さい。)
フードプロセッサーで野菜をみじん切りにして、レンジでチンして混ぜるだけ。
※栄養を摂れるように、しめじやニンジンを追加で入れてます。
まとめ
ポータブル冷凍庫を使ったら車中泊飯が「安く・簡単に・健康的」になりました!
車内ではレンジでチンするだけなので、手間がかからず旅先でゆっくり過ごせるのもいいですよ。
もちろん家でサブの冷凍庫・冷蔵庫としても使えるし、アウトドアでクーラーボックスの代わりにもなります。
バッテリー付属モデルなら場所を気にせず使えるのがめちゃくちゃ便利!
ですが真夏の使用には注意!使い方を間違えるとバッテリーが劣化したり、最悪の場合は発火する危険があります!
バッテリー自体はとても便利なので、取説をよく確認して安全に快適に使って下さい!