真冬に冷たい水で手や顔を洗ったり、歯を磨いたりするのは苦痛ですよね。
シャワーは必要なくても、冬にキャンピングカーを使うなら温水設備はとても価値があります!冬に暖かいお湯が使える嬉しさを実感して下さい。
温水設備と合わせてキャンピングカーのシャワーについても考えておきましょう。日本では多くのキャンピングカーユーザーが、シャワーを使わないキャンパーライフを選択しています。
ですが、キャンピングカーの使い方は十人十色で、自分の使い方に合った設備を見極めることが最大の満足に繋がります。ボクの場合「デメリットもあるけどシャワーは絶対に必要」という結論に至りました。
そんなキャンピングカーの温水ですが、お湯を作る方法はいくつかあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、特徴を理解して自分に合った方法を知って下さいね。
目次
温水を作る3つの方法
キャンピングカーでお湯を作る方法としては主に3つあります。①ガスボイラー②電気温水器③ヒートエスクチェンジャーです。 それでは順に説明していきます。
①ガスボイラー
プロパンガスを使ってお湯を作る装置です。家庭用でも最も多いタイプで、真っ先にイメージするのがこのガスボイラーではないでしょうか?
- 低電力なのでサブバッテリーで使える
- お湯が出来るまでが早い(少量なら数分でできる)
- 騒音がないので夜間でも使える
アウトドアでは電気はとても貴重なエネルギーなので、バッテリーを気にせずガンガンお湯を作れるガスボイラーはとても重宝します。また、冷めた水でもすぐにお湯を作れるし、騒音がないので夜でも周囲を気にせず使えます。
つまり、自分が使いたいタイミングでシャワーを浴びることができるのです。お湯をたくさん作れるので、大容量タンクにはガスボイラーが相性がいいです。
- ガスボンベとボイラーを積むスペースが必要
- 旅先ではガスの充填に苦労する
- ガスボンベには定期点検がある
- 車内で使うのでガス漏れに注意
ガスボンベの充填はどこの店でも引き受けてくれるわけではありません。
旅先で不足しないようあらかじめ充填しておくのが無難です。どうしても旅先で充填が必要であれば、あらかじめ充填してくれるお店を探しておきましょう。
プロパンガスの充填についてはこちらの記事を読んで下さい。
そのほかに、ガスボンベには有効期限があって、4年に1回点検を受けなければいけません。もちろん、期限が切れたボンベにはガスを充填してもらません。また、ガスを使う以上はガス漏れが発生する可能性があるため、使い方には十分注意が必要です。
- ガスボンベを2本(予備を)持っておく
- カセットガス変換器を買う
- ガス警報機を設置する
変換器(アダプター)があればカセットガスを使用できるため、ガスを充填できない場合に備えて一つ持っておくと安心です。カセットガスならどこでも手に入るので、燃料に困らなくなります。
ただし欠点もあります。カセットガスは、使用中に気化熱で缶が冷たくなるので、気温が低い時期はガスの火力が落ちます。
あとは、もしもガス漏れが発生してもすぐに検知できるよう、ガス警報機を設置しておきましょう!
ポータブルもある
最近では、Kampというポータブルタイプのガスボイラーも出ています。
これなら、シャワーのない車にも手軽に後付けできます。必要ないときは降ろせるのでスペースを無駄にしませんし、いらなくなっても簡単に売れるのは安心です。
カセットガス1本で約30分使えるみたいなので、意外と経済的ですね。
欠点は、カセットガスなので、外気温が低いとガスが燃焼にしくいため水の温度が上がりにくいことです。
対策としては、「カセットガスを3本使う」「温まるまでお湯をタンクに戻す(循環させる)」ことで解消できそうです。
②電気温水器
電気温水器は大きな電力を使うため、キャンピングカーで使用するには外部電源か発電機、大容量のバッテリー&インバーターが必要になります。
- プロパンガスの充填に苦労しない
- 発電機の燃料はガソリンなので手に入れやすい
電気さえあればお湯が作れるので、プロパンガスのように旅先での充填にも悩まされません。外部電源があるオートサイトや RVサイトでの宿泊がメインなら、電気にも困らないでしょう。
外部電源がない環境でも、高出力の発電機があれば電気温水器を稼働できます。
- 外部電源が必要(使用できる場所に制約がある)
- お湯を沸かすのに時間がかかる
- 発電機を使える場所と時間帯に制約がある
外部電源の場合、使える場所が限られてしまいます。一方で、発電機を使ってお湯を作る場合は、場所や時間帯によっては使用を自粛しなければいけないため、使うタイミングには注意する必要があります。
- 自宅でお湯を作っていき、タンクを保温して使う
- 防音型発電機や防音カバーを購入する
- 発電機が使える環境を探す(SAなどの周囲に騒音がある場所)
③ヒートエクスチェンジャー
ヒートエクスチェンジャーとは、エンジンの冷却水と熱交換することによって、お湯を作る方法です。 ボイラーや電気温水器のような大掛かりな装備が必要ないので、最も後付けしやすい手段です。
- エンジン熱を利用するため電気とガスを使わない
- 発電機やボイラーといった大掛かりな装備が必要ない
- 設置スペースが狭くてもOK
最大のメリットは、ガスや電気がなくてもお湯を作れることです。エンジンで発生した余分な熱からお湯を作るのでエコで経済的です。設置スペースもとらないため、車内空間に余裕がないバンコンや軽キャンにも合っています。
屋外で簡易的にシャワーを使う場合には、設備も簡単でオススメです。サーファー仕様のバンに多い人気装備です。
- お湯を作るためには走行orアイドリングが必要
- 大量の温水を作るのには向かない
- 冷えた水からアイドリングでお湯を作ると時間がかかる
- 夜間にアイドリングでお湯を作るのはマナー違反
最大のデメリットは、エンジンをかけないとお湯が作れないことです。移動時は自然にエンジンを回すのでいいですが、問題は停車して時間が経った後に使うときです。
お湯を温めるのに時間がかかるので大量のお湯を作るのにも向きません。当然、寒い時期はエンジンが温まらないので、お湯ができるのにも時間がかかります。
使いたいときに30分~1時間もアイドリングをするのは面倒ですし、夜間のアイドリングはマナー違反になります。
- 清水タンクに保温カバー(断熱材)を付ける
- タンクの容量を大きくする
- 移動後にすぐシャワーを使う等の工夫をする
目的地までの移動や日中の間にお湯を作り、保温カバーで温度を保持しておけばすぐにお湯になりますし、時期によってはそのまま使用できます。また、タンク容量が大きいほどお湯の保温能力は高くなります。
移動後であれば温まった状態なので、冷める前にシャワーを使うなどの工夫次第で快適に使うことができます。
結局、どれを使えばいいの?
簡単にまとめると以下のようになります。
◯お湯をたくさん使いたい、電気のない場所でも使いたい、朝や夜にも使いたい
→ガスボイラー
◯ガスは積みたくない、外部電源のある場所の利用が多い
→電気温水器
◯設置スペースに余裕がない、お湯の使用量は少ない、同じ場所に停泊することは少ない
→ヒートエクスチェンジャー
ボクの場合だと「お湯をたくさん使いたい(タンク80L以上)」「水からすぐにお湯を作りたい」という理由でガスボイラーを選びました。プロパンガスを設置することで、ガス式冷蔵庫が使えるのもメリットだと感じました。
まとめ
ひとくちに温水シャワーといっても、お湯を作るにはいくつか方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。中古のキャンピングカーを探す場合は、温水設備のひとくくりで考えないで「温水の作り方」について確認しておきましょう!
自分のスタイルに合った装備を見極めて、お湯の使える快適なキャンピングカーライフを満喫して下さいね!
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