キャンピングカーでサーフィンライフ

サーフィンとキャンピングカーをこよなく愛するサラリーマンのブログ。泊まる場所に縛られない自由な休日を模索中。

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トラキャンへの乗り換えを真剣に検討中

トラックキャンパー(通称:トラキャン)への乗り換えを真剣に検討しているチキンです。

ベース車としては新型ハイラックスを考えています。

 

現キャンピングカー購入時も検討しましたが、当時は予算的に余裕がなかったこと、シャワールーム必須としたことから断念。

最終的にヒュンダイSRXベース、ロッキー社製のコマンダーを購入。既に4年が経ちました。

しかし、子どもが産まれて車中泊スタイルも変わり、トラキャンへの思いが再熱しています。

乗り換えを考えている最大の理由は、後部座席の安全性です!

 

今回、日本ではマイナーなトラキャンの特徴と魅力について、ボクの主観で解説していきます!

キャブコンに4年乗った今だからこそ、両者の違いやメリット・デメリットがよく分かります。

 

この記事の後、トラキャンに乗り換えました!

 

 

目次

 

 

はじめに・・トラキャンとは?

ピックアップトラックの荷台にキャンパーシェルを積んだスタイルのキャンピングカーです。

唯一の国産ピックアップトラックとして、ハイラックスが再販売されたことでも注目を集めています。

 

http://www.mystic.ne.jp/camper/j-cabin_hnより引用

日本ではピックアップトラック自体がかなりマイナーな存在。

ましてや、そこにシェルを積んだキャンパーを見かけることはほとんどありません。

 

アメリカでは販売台数の上位にピックアップが入るほどポピュラーなため、トラキャンは広く浸透しているようです。

 

 

トラキャンのメリット

キャブコンユーザーの視点から、トラキャンのメリットを解説していきます。

 

乗用車でありながらキャンパーにもなる二刀流

最大の特徴は、使わないときにシェル(居住部分)を降ろせることです。

普段の通勤や買い物では乗用車として、レジャーのときはキャンパーとして使えます。

我が家はキャブコン1台・乗用車1台の2台体制から、トラキャン1台にする検討中です。

車を1台減らせれば維持費の面でかなりメリットがあります。

 

シャルは単なる荷物なので車検や税金は必要ないです。

積載物として寸法・重量が規定内であれば細い制約はありません。

 

 

ボディーの安全性が高い

今回乗り換えを検討している最大のポイントは安全性です。

 

キャブコンとの違い
  • (1)金属製のボディー
  • (2)助手席・後部座席にもエアバック搭載
  • (3)衝突安全性の検証している

 

キャブコンは前方こそ金属製ですが、後部はFRP(強化プラスチック)なので衝突されたことを考えるとゾッとします。

内装の家具が衝突時に凶器となり大怪我を負う可能性もあります。

架装部分のシートベルトの性能や衝突時の安全性などは確認していないと思われます。

妻と二人のときは良かったですが、子どもが後部座席に乗るようになってから心配が絶えない部分です。

 

トラキャンのボディーは未架装かつ高強度な金属製。衝突テストで安全性も確認されています。

後部座席にもカーテンシールドエアバッグが搭載されており、側面から衝突されたときのダメージを軽減してくれます。

https://toyota.jp/safety/scene/accident/index2.htmlより引用

 

後部座席はISO-FIXという安全かつ簡単にチャイルドシートを使える接続方式です。

最近の乗用車では当然の装備ですが、キャンピングカーには付いていません。

現キャンカーの後部座席は2点式シートベルト、もちろんエアバックもなし。この点でも安全性に不安が残ります。

 

2点式シートベルトでもチャイルドシートは使えます。

使えますが、固定状態を比べると乗用車のISO-FIXがグラつきが少なくしっかりしています。

 

 

タイヤバーストのリスクがグッと下がる

常に居住空間を載せているキャンカーは、タイヤの負担が大きくバーストの心配が尽きない。

推奨されている3年毎での新品タイヤへの交換を守っていてもバーストすることはあります。

こまめに荷物を降ろして負担を減らしていますが、準備が大変だし積み忘れも起こりやすいです。

出発前の空気圧チェックも欠かさずしていますが、それでもバーストの心配はなくなりません。

 

トラキャンはシェルを降ろせば乗用車。停車中のタイヤへの負担はかなり軽減されます。

バーストに対する精神的ストレスから解消されるのは嬉しいですね。

もちろん乗用車でもバーストはありますが、キャンピングカーの発生率は圧倒的に高いです。

それにシェルを降ろすなら荷物は積んだままでOKなので、準備も楽になりそう。(シェルを脱着する手間はありますが。)

 

キャブコンのバースト対策に、自宅でエアー管理できる「スマート空気入れ」を使っています。

めちゃくちゃ手軽にエアーを補充・管理できるのでキャンピングカーユーザーには必須です!

 

 

高い走破性

現キャブコンはLSD付きで雪道にも強い方ですが、それでもスキー場へ向かう上り坂でスタックした経験があります。(このときはチェーンなし)

スキー場 車中泊 寒い 防寒

トラキャンのベース車はオフロードも走れるほど走破性が高い車が多いです。

ハイラックスもパートタイム4WDをはじめとした機能があり、走破性の高さはお墨付き。

以前ハイラックスサーフに乗っていましたが、かなり深い雪道でもスタックする気配もなくグイグイ進めました。

試乗こそしていませんが、ハイラックスの走破性には信頼を置いてます。

キャブコンではためらう砂道にも乗り入れるので、サーフィンで行けるポイントも増えそう。

 

 

子どもの乗せ降ろしが楽に

キャブコンだと頻繁に子どもを乗せ降ろしするのが大変です。特に子どもが小さいうちは。

靴を脱いで後部座席に上がってチャイルドシートを外し、子どもにも靴を履かせて・・

観光で少しフラッと立ち寄る、みたいなときに少し気が引けることもあります。

 

トラキャンなら後部座席を開けて乗せ降ろしするだけ。乗用車と同じなので苦になりません。

乗り降りの頻度が高い・子どもが自分で乗り降りできない、ときには助かります。

 

 

トラキャンのデメリット

キャブコンと比較して特徴的なメリットが多い一方、もちろんデメリットも多いです。

 

キャブコンと比べて居住空間が狭い

居住スペースはキャブコンと比べて確実に狭いです。

設置できる設備も限られるので、自分に必要な装備を見極めるのがめちゃくちゃ重要!

キャブコンで一通り使った今だからこそ、本当に必要な装備だけを厳選できます。

J-cabin(ジェイキャビン)HN 内装

https://www.mystic.ne.jp/camper/j-cabin_hnより引用

 

フルサイズピックアップに巨大なシェルを載せればキャブコン並の居住性も確保できます。

運転や駐車場の心配がなければ、こんなトラキャンで旅するのに憧れます。

キャンパーシェルの内装はアメリカンテイスト

https://www.mystic.ne.jp/camper/lance865より引用

 

が、日本の狭い道路で使うには日々の移動で苦労するシーンが多そう。。

ハイラックスでも全長5.3mもあって、日本の乗用車ではトップのサイズです。

 

積載量に余裕がない

トラックは最大積載量が決まっています。ハイラックスだと500kg。

シェルや荷物を全て含めて500kgなので、置ける設備も限られます。

キャブコンのような大型の水タンクは厳しいです。(写真は約100Lの清水タンク)

キャンピングカー 清水タンク コマンダー

スペース的にも積載量的にもシャワールームは諦めると思います。

 

外に出ないとシェルへ移動できない

運転席と居住スペースが分断されているので、外に出ないと行き来できません。

単純に移動するのが面倒ですし、雨の日は外で濡れてしまいます。

 

車中泊のためにシェルから運転席へ荷物を移動させるのも手間がかかります。

一方で、ベッド展開のためにチャイルドシートを外さなくてOKなのは便利です。

 

 

シェルの脱着が面倒

シェルの脱着は慣れても15分ほどかかるみたいなので、面倒に感じると思います。

その分、シェルを降ろしておけば荷物を積みっぱなしでもタイヤに負担はかかりません。

荷物の積み込みが楽になるので、準備の手間としてはキャブコンと変わらないイメージ。

頻繁に脱着する方は、電動ジャッキはマストな装備ですね。。

 

 

外部収納庫がない

キャブコンの外部収納庫はめちゃくちゃ便利です!

キャンピングカー ガスボンベ  設置

スペースが広いし、汚れた物も気にせず収納できます。

キャンプギアやスノボーのブーツ、濡れたウェットスーツなんかを入れています。

トラキャンではスペースがないので諦めるしかありません。

 

 

車検は毎年・高速料金が高い

ピックアップトラックは貨物車扱いなので、8ナンバーではなく1ナンバー。

1ナンバーだと毎年車検が必要&高速道路も中型料金になります。

中型だと休日割引の適用もないです。遠出の多いキャンカーには移動費が高く付きます。

深夜割はあるので、SAでの仮眠を上手く使えば安くできます。

 

 

トラキャンに載せたい厳選装備

現キャブコンでキャンパーとしての設備を一通り経験しているので、何が本当に必要なのか?把握できています。

その上、トラキャンの限られたスペースでも自分に必須と考える装備を紹介していきます!

 

リン酸鉄リチウムバッテリー&ソーラーパネル

これは必須。リチウムバッテリーがあれば、ほぼ全ての家電が自由に使えます。もちろん電子レンジもOK。

ポータブルバッテリーにするか、今の生セルを移植するかは要検討。

バッテリーでエアコンを長時間使う予定はないので、ポタ電でも容量的には十分だと思ってます。

ただし、安全性を考えて「リン酸鉄リチウム」の一択です。

 

結局、インバーター等の設置スペースがないことや、コスパ良さからポータブル電源にしました。

コンパクトかつ配線もシンプルなのでトラキャンにピッタリだと感じています。

 

冷蔵庫

スペース次第ですが、できれば2ドアタイプを採用したいですね。

余裕がなければポータブルとの2台持ち(冷蔵用・冷凍用)を検討します。

 

キャブコンでも常設の冷蔵庫と、ポータブル(冷蔵or冷凍)の2台使用しています。

キャンピングカー ポータブル冷蔵庫 山善 冷凍庫 便利

[山善] ポータブル 冷凍冷蔵庫 25L コンプレッサー式 (AC/DC 2WAY電源) 車載 冷蔵庫 冷凍庫 小型 クーラーボックス ディープグリーン YFR-C25(DG)

【電源は車のシガーソケット(DC・12V/24V)のほか、家庭用の交流(AC)100Vのコンセントにも対応。食材に合わせて-18~10度で温度を設定でき、冷蔵庫としても冷凍庫としても使用可能。】

 

ポータブルは主に冷凍庫としての使用や、キャンプで屋外に食材を持ち出すときに使ってます。

自宅のBBQでもビールや肉を冷やせるので大活躍してます。

 

電子レンジ

冷凍庫+電子レンジは車内での飯の準備がめちゃくちゃ便利!

1,2泊なら家で作った冷凍ご飯をチンするだけでも賄えます。

狭い車内で作ったり、食べる場所を探す手間もなく、節約にもなります。

トラキャンでは調理スペースが狭くなるので、なおさら電子レンジが役に立ちます。

 

ポータブルトイレ

車内にトイレを使えるのは本当に快適。

賛否両論ありますが、我が家は絶対にトイレ必要派です。

慣れれば汚水処理も苦にならないし、何より外に出る必要がないのが最高に楽。

 

トラキャンには移動できるポータブル式か、折りたたみ式のラップポンが良さそう。

ラップポン SH-1 ベージュ SH1SEB02JH 消耗品30回分付き 日本セイフティー おうち避難トイレ 手動ラップ式簡易トイレ

【本体のレバーを引いて10秒待てば、熱の力で排泄物を圧着・密封!汚物袋に直接手を触れずに処理が可能な災害用トイレ。収納時:幅170 x 奥行550 x 高さ440mm、組み立て時:幅376 x奥行510 x 高さ400mmとコンパクト。重量も4kgなので持ち運びも簡単。】

 

マルチルームを作るか、エントランス付近にカーテンで仕切って使うイメージです。

結局、ランニングコストの安いDometicの水洗式ポータブルトイレにしました。

Dometic(ドメティック) ポータブル 水洗 トイレ 976 L 車内 室内 釣り キャンプ アウトドア 軽量 持ち運び

【・18.9Lの汚物タンクを備えた省スペース・どこにでも持ち運べる優れた携帯性・ピボット式排出口で周囲を汚さず処理可能・タンクレベルのインジケータ付き】

 

 

小型シンク

歯磨き、手洗い、少量の食器洗いができればOKなので、小さいシンクで十分と考えています。

 

エアコン(要検討)

エアコンはあればベターですが、トイレ・冷蔵庫・電子レンジの優先順位が高いです。

あえて真夏に車中泊しなければ、エアコンなしでも過ごせるので悩みます。

とは言え、快適な室温に調整したり除湿できるのはやはり魅力的なのは事実です。

 

付けるとすれば、オフシーズンに取り外しできるウィンドエアコンですかね〜。

車内も狭いので十分冷えそう。AC100V駆動なら外部電源で思う存分使えます。

 

ちなみに現キャブコンでは、DC12Vの直流エアコンをDIYで設置しました。

 バッテリーでの使用がメインのため、インバーターの変換ロスがないタイプです。

 

電動ジャッキ

シェルを素早く・簡単に載せ降ろしするためのジャッキです。

20~30万する高額オプションですが、頻繁に乗せ降ろしするなら手動の選択肢はありません。

面倒になって結局シェルを積んだまま・・になってはトラキャンの魅力も半減です。

 

屋外キャリア

サーフボード、スノーボード、キャンプギアを積めるキャリアが欲しいですね。

居住スペースが狭いので、大型のボード類は屋外に載せれると車内が広く使えます。

屋外が無理なら、天井にボードを吊れる仕様で検討します。

 

トラキャンでは諦める装備

シャワールーム、温水ボイラー、常設コンロ、FFヒーター、大容量の水タンク、広いダイネット、収納スペース。この辺りはトラキャンでは諦めます。

どれもあれば便利な装備ですが、マストな装備だけでもスペースが足りない可能性が高いです。

 

FFヒーターも便利ですが、電気毛布でも暖は取れます。

今も就寝中は使ってないです。スキー場でもニトリのNウォームがあれば快適に寝れます。

キャブコンのように車内で広々快適に過ごすというよりは、トラキャンは食事と寝泊まりができる必要十分な空間って感じになりそう。

ダイネットも4人が座れるギリギリのサイズに、収納スペースも最低限に削る想定です。

 

 

まとめ

トラキャンは居住スペースが狭く、載せられる装備にも限りがあります。

キャンピングカーとしての性能(快適さ)は、キャブコンに遠く及びません。

キャブコンで一通りの装備を使ってきたからこそ、自分に必要な装備も把握できています。

その結果、今ではトラキャンでも必要十分なキャンパーライフを送れると感じています。

 

居住性を犠牲にしてでも乗り換えを検討している理由は、子ども達が座る後部座席の安全性です。

高剛性の金属ボディー&後部座席のカーテンシールドエアバッグは乗員保護に大きく貢献します。

自分でも過剰に心配している気もしますが、一度考え始めたら諦め切れないタイプなんです。

万が一のときに後から後悔しないためにも、納得いくまで検討したいと思います。