トラキャンのシェルにRENOGYのフレキシブルソーラー100W×2枚(並列)を設置しました。
コスパ的には175Wや200Wが良好ですが、スペース的に100Wが限界でした。
ソーラーの設置は2回目。もちろん今回もフレキシブルパネルを使いました。
フレキシブルタイプはDIYでも設置がめちゃくちゃ簡単なのでオススメです。
今回は充電をポータブル電源にしたので配線もより簡単になりました。
こちらは前回の記事。ソーラーパネル&MPPT充電の取付方法も解説しています。
目次
旅先では「充電力」が大切
自由な旅を楽しむには「自立した充電力」が欠かせません。
充電力がないと、バッテリー容量に合わせてキャンプ場やRVサイトを計画的に予約する必要があります。
これも悪くないですが「自由」という意味では少し制約が出てきます。
個人的にキャンピングカー最大の魅力は、気軽に出かけていつでもどこにでも泊まれること。
旅の計画に合わせてホテルを予約せず、自由にスケジュールと宿泊地を決めれることだと思っています。
これを実現するためにも必要な電気を自立して充電できることが大切です。
具体的な充電方法は「走行充電orソーラー充電」になります。
ソーラーのメリットは停車中に充電できること。デメリットは天気が悪いと発電効率が落ちることです。
トラキャンのサブバッテリー事情
シェルには80Ahの鉛サブバッテリーがあります。
室内灯や水ポンプ等のキャンパー設備を動かすのに使います。
インバーターがなく消費電力は少ないですし、走行充電&外部充電も可能です。
消費量の大きい冷蔵庫や電子レンジ等は全てポータブル電源で賄っています。
なのでソーラーで充電したいのはポータブル電源です。
効率は悪いですが、ポータブル電源のAC100Vから鉛サブの充電も可能。
ゆくゆくはポータブル電源をサブバッテリーとして全ての電気を賄いたいです。
充電はポータブル電源に
ポータブル電源への充電だと配線はシンプルだし簡単です。
ソーラー充電ポートもあるので専用の充電器は不要。これも大きなメリットです。
ポータブル電源は2つ持っていますが、どちらもEcoFlow社に揃えています。
同じケーブルで充電できるのでメインのDELTA 2 MAXが満充電のときは、サブのRIVER2に繋ぎ換えて充電できます。
ソーラーパネルの取付
取付位置
シェルの後部にはレールがありルーフに荷物を載せる可能性があります。
ひとまず使わないルーフ前方だけに貼ることにします。
ベンチレーターの関係で横幅が狭いので100Wを採用。
ソーラー用の配線引き込みは、前オーナーが既に空けていたのでこちらを活用しました。
エントランスドア上部に見える黒いゴム部分が穴です。
これがのちに頭を悩ませることに・・・
使った材料
使用した材料は以下になります。
ポータブル電源への充電にしたことでサブバッテリーへの接続時より必要部品が減りました。
今回のポイントは、ソーラーケーブルの接続端子(MC4)からポータブル電源の充電端子(XT60)への変換ケーブルが必要なところ。
変換ケーブルはポータブル電源の端子規格で変わるので確認して下さい。EcoFlowは「XT60」です。
- RENOGYフレキシブルソーラー100W×2
- MC4→XT60変換ケーブル
- ソーラーの延長配線
- MC4防水ダイオード
- 2並列用Y型コネクタ
- ソーラー用MC4コネクタ
- 屋外用両面テープ
- インシュロック+ベース
【RENOGYフレキシブルソーラー100W】
【MC4→XT60変換ケーブル】
変換ケーブルの種類を変えれば各社ポータブル電源に対応できます。
EcoFlowはこちらのXT60を採用しています。
【ソーラーの延長配線】
【MC4防水ダイオード】
【2並列用Y型コネクタ】
【ソーラー用MC4コネクター】
【屋外用両面テープ】
念の為、屋外用の強力な両面テープを使用して下さい。
【結束バンド用ベース】
前回使った配線引き込み用のボックスを今回も買ったものの使えませんでした。
配線を通す穴の位置が平面ではなくボックスを設置するとすき間ができたからです。
今回は雨が入りにくい箇所なのもあって防水ゴムだけ引き込みしていますが、専用のケーブルボックスは防水性が高くて安心です。
前車では4年経っても雨漏りはありませんでした。
いざ、設置!
まずはパーツクリーナーで清掃&脱脂して両面テープが付きやすいようにします。
パネルを両面テープで貼っていきます。こちらは前回の作業風景。
前回は両面テープが余ったので1パネルだけ中心にも貼りましたが4辺に貼れば強度は十分です。
今回は4辺だけで固定していますが強度的に全く問題なさそうです。
今回は2枚のパネルを並列接続するので、Y型コネクターでプラス同士・マイナス同士の配線をまとめます。
パネルの配線が以前より長くなっており延長なしでY型コネクターに届きました。
さらにプラス側にはMC4防水ヒューズを付けます。
あとは延長ケーブルで配線を伸ばして部内に引き込みます。
ゴム栓に小さい穴を開けて配線を通し、ゴム栓の周辺をコーキングしています。
室内側です。
延長した配線の先端にMC4コネクターを付けて
XT60の変換ケーブルと接続します。
変換したXT60をポータブル電源に繋いで完了です!
完成!気になる発電量は?
容量が200Wしかないのと、冬で陽が高くないため充電量は多くありません。
それでも天気がいいと140Wくらい充電してくれます。
春になれば160W辺りまで伸びるかと。
年末年始の初の長期旅(9泊10日)でもソーラーに助けられました。
走行中・停車中に関わらず、常にジワジワと充電されるので意外と溜まります。
ポータブル電源はキャンピングカーに置いたままで、自宅でもソーラーで満充電にしています。エコですね。
DELTA 2 MAXはマルチルームの足元に常設しています。
まとめ
トラキャンのルーフにRENOGYフレキシブルソーラーパネルを設置しました。
RENOGYのパネルは前キャブコンでも使って信頼できたのでリピートです。
フレキシブルパネル最大のメリットは、軽い&両面テープで設置できる点です。超簡単なのでDIYにおすすめ。
さらに充電をポータブル電源にすると、専用充電器が不要で配線もシンプルになります。
発電量もまずまず。冬でも天気がよければ140W発電してました。
陽が高くなれば160W程度は発電すると思います。
これで冷蔵庫や電子レンジで消費した電気を賄ってくれるはず。快適に旅ができそうです。