キャンピングカーのタイヤ空気圧、しっかり管理されていますか?
常に満タン積載状態のキャンピングカーではタイヤへの負担がかなり大きく、バーストが起きるリスクも高いです。
主な対策は「タイヤの空気圧管理」と「3年毎に新品タイヤへの交換」があります。
今回は「空気圧管理」を超便利にしてくれるスマート空気入れ(電動)を紹介します!
家で手軽にタイヤの空気を補充できるので本当に便利。
出発前の空気圧チェックが欠かせないキャンピングカーにはまさに必須アイテム!
ダブルタイヤでも使えますが、快適に使うには2つの工夫が必要です。
ボクが買ったスマート空気入れはこちら。
目次
タイヤバーストの原因
タイヤのバーストにも様々な原因がありますが、主な原因は「空気圧不足」とされています。(JAFより)
バーストはキャンピングカーに限らず、どんな車でも起こり得ます。
乗用車だと日頃から空気圧を管理している人は少ない印象。
ですが、バーストは命に関わる事故に繋がるので、高速走行前だけでも確実にチェックして欲しいです。
特にキャンピングカーはバーストの発生率も高く、こまめな空気圧管理が本当に大切です。
背の高いキャンピングカーがバーストして制御不能になったら・・・なんて考えるだけでも恐ろしい。
とは言っても、出発前に毎回ガソスタに寄って空気を入れるのも面倒ですよね。
そんなときに便利なのが、自宅で簡単に空気入れができる「スマート空気入れ」です。
スマート空気入れとは?
ボタンを押すだけで指定した空気圧まで入れてくれる電動空気入れです。
設定値になると自動で空気入れが停止。バッテリー式なので電源を気にせずどこでも使えます。
高圧タイヤにも対応できる高スペック(最大空気圧:150psi)。キャンピングカーやトラックもOKです。
1年前に購入し、キャンピングカーの出発準備として欠かさず使ってます。
荷物を積み込んでいる間に空気を補充できて、設定圧になったら自動で止まるのが超便利!
おすすめポイント
ボクが実際に使ってみて感じた「スマート空気入れ」のおすすめポイントを解説します。
いつでもどこでも補充できる
出発前に毎回ガソスタに寄るのは面倒ですよね。
「スマート空気入れ」があれば、いつでもどこでも空気を補充できるし、自動で補充できるので時間が無駄になりません。
ボクは出かける前日に荷物を積み込みながら、スマート空気入れを使っています。
バッテリー駆動なので屋外コンセントがなくてもOK。アパート・マンションでも使えます。
ライトも付いているので暗くても作業できます。
タイヤが冷えた状態で使える
空気圧のチェック&補充は「タイヤが冷えた状態」の数値で管理します。
なぜなら、走行すると摩擦によって熱が生じてタイヤの空気圧が高くなるからです。
この状態で補充していては、実際に必要な空気圧よりも低い状態で調整していることになります。
かといって、ガソスタまで移動してタイヤが冷めるのを待つ、というのも非現実的。
乗用車ならそこまでシビアに管理しなくてもいいかもですが、バーストしやすいキャンピングカーではできる限りリスクを減らしたいところです。
タイヤが冷えた状態で適切に空気圧を管理できるメリットは、精神的にも大きいです!
どんな理由でも返品可能!
これには、ただただ驚きました!購入者都合でも返品が可能とのことです。例えば、
「製品に満足できなかった」「イメージと違った」なんて理由でも返品が可能!(到着後30日以内)
製品によっぽど自信がないとできない仕組みなので、製品開発への情熱を感じます!
悩む前にとりあえず試しに買ってみて、満足できなくても返品できるのは安心ですよね!
ボクはまさにこのパターン。後輪がダブルタイヤのキャンピングカーという特殊な条件だったので、使えるか分からないけど試してみました。
結局、全く問題なく使えましたし、製品とサポート体制にも本当に満足しています!
アフターサポートが充実!
キャンピングカーでの使用について問い合わせした際も、とても丁寧に回答いただけました!
使い方の説明動画も分かりやすいですし、注意事項(コンプレッサーの音・ホースの発熱)についてもしっかり言及されています。
この点は日本企業ならではの配慮であり、とても信頼できると製品・会社だと感じています。
よく似た商品はたくさんありますが、販売が中国メーカーでサポートはあまり良くないみたいです。
価格面でも類似製品が約5000〜7000円、「スマート空気入れ」が8000円なので大差ないです。
さらに、レビューを書けば保証が2年に延長されるのも嬉しいポイント。
車、バイク、自転車、ボールなどあらゆる空気入れに使える
車だけじゃなく様々な道具の空気入れに使うことができます。バルブも仏式・英式・米式に対応。
ボクはバイク・自転車・浮き輪などにも使っています。
浮き輪に空気を入れるは地味に大変なので、今年の夏に活躍しました。
デメリット
もちろんデメリットもいくつかあります。使って感じたポイントを解説していきます。
コンプレッサーの音が大きい
補充中はコンプレッサーの稼働音があります。設定圧になるとコンプレッサーは停止します。
日中であれば問題ありませんが、深夜・早朝の使用は控えるようにしています。
早朝・深夜に出発するときは、事前に補充しておくことをオススメします。
バッテリーに寿命がある
バッテリーを使うので仕方ないですが、寿命が来たら交換が必要になります。
月3回の使用で約5年間、充電回数としては約600回で寿命に達するようです。
執筆時点(2023年9月)ではバッテリー交換のサポートはありませんが、検討中との回答をいただいています。
保証期間内であれば無償で交換可能。保証期間後でも特別価格(5500円)で交換できます。
寿命が5年だとしても年1000円の出費で済むのでコスパ抜群です!
キャンピングカーの空気圧管理
キャンピングカーには前後ともにトラック用の8PRタイヤを履いています。
後輪がダブルタイヤなので全部で6輪あります。
タイヤの指定空気圧は450kpa(65.3psi)です。
空気圧の管理範囲は「指定空気圧+0〜+70kpa」が推奨されています。
※自然に空気が抜けることを考慮して指定空気圧より少し高めでの管理
ボクのキャンカーの場合、450kpa(65.3psi)〜520kpa(75.4psi)で管理することになります。
この範囲の中央より高めの「72psi」で入れるようにしています。
※ご自身の車に合った空気圧を確認して下さい
キャンピングカーに使ってみた
使い方は本当に簡単。ホースをエアバルブに接続したら、モード選択して空気圧を設定してスイッチON!
あとは設定圧になったら自動で補充が停止します。
※キャンピングカーは空気圧が高いので「マニュアルモード」じゃないと設定できません。安全上、各モードには設定圧力に上限があります。
充填速度をテストするため、タイヤの空気を少し抜いて補充しました。
60psi→72psiまで補充するのに3分40秒かかりました。
上の表示が空気圧の実測値、下が設定値です。
だいたい1ヶ月で72psi→69psiくらいまで落ちてる感じです。
69psi→72spiであれば1分程度で補充が終わります。
トラック用タイヤの高い空気圧でも全く問題なく充填できした!
乗用車やシングルタイヤのキャンピングカーならめちゃくちゃ簡単。
ダブルタイヤのキャンピングカーでも使えますが、快適に使うには2つの工夫が必要です。
ダブルタイヤにはエクステンションバルブは必須
リア内側にはエクステンションバルブを付けていれば接続は超簡単。
スマート空気入れに限らず、ダブルタイヤの空気補充には必須のアイテムです!
プラスチック製なら軽いので、付けっぱなしで走行しても問題ないみたいです。
ボクも1年ほど付けたままですがノートラブル。金額も2本で約1000円とリーズナブルです。
新品のままではネジ部が長くて接続できなかったので、カッターでカットして使っています。
ダブルタイヤには長いエアホースが便利
付属のエアホースは約15cm。
これでも何とか使えていますが、リア外側のタイヤに接続するが結構大変です。
シングルタイヤのように手前からアクセスできれば楽なんですが、内側のタイヤと干渉してできません。
2本のタイヤの間からアクセスしますが、ホースの長さがギリギリなので接続しにくい・・
こんな感じでタイヤの間からホースを通して、
バルブとホースを接続します。写真を撮っていたので接続できていません。
体勢が悪くて疲れるし、モニターが見えないので扱いにくいです。
対策として長いエアーホースがあればめっちゃ楽です!
(乗り換えを検討中なので購入は見送っています)
まとめ
これからは一家に一台「スマート空気入れ」が当たり前なくらい普及して欲しいと思っています。
いつでも手軽に空気圧を管理できれば、タイヤバーストの発生数はかなり減るはず。
高速走行中のバーストは命に関わるので、本当に空気圧は気にかけて欲しいです。
トラックタイヤにも補充できるハイパワーがあるので、たいていの乗り物には対応できます。
工夫は必要ですがダブルタイヤにも問題なく使えます。
どんな理由でも返品できるので、迷ったら試してみても損はないですよ!