最近の乗用車はほぼ3点式シートベルトですが、旧車やキャンピングカーでは2点式が使われています。
ボクのキャンピングカーの後部座席(2,3列目)は2点式シートベルトです。
2003年式と古い車なので不思議ではありませんね。
大人が使う分には問題ないですが、チャイルドシートとなると少し話しが違ってきます。
今回は2点式シートベルトでのチャイルドシートについて、種類と使い方を解説していきます。
目次
- チャイルドシートの固定方法
- 2式対応はevenfloだけ!
- 2点式シートベルトでチャイルドシートを使う
- 【番外】持ち運びに便利な補助ベルト
- キャブコンは安全面に不安が・・
- まとめ
- 【番外】キャンピングカーに乗り換えるなら
チャイルドシートの固定方法
固定方法としては、2点式シートベルト、3点式シートベルト、ISO-FIXの3通りがあります。
安全性としては、ISO-FIX>3点式シートベルト>2点式シートベルト、の順になります。
ISO-FIXとは専用の接続金具でワンタッチで固定する方法です。
最近の乗用車では装備が義務化されていますが、キャンピングカーでは純正シート部分以外ではまず装着されていません。
ISO-FIXのメリットは、何と言っても安全性と脱着の簡単さ。
シートベルトを使った固定でよくある、固定が緩かった・固定方法を間違えていた、ということが基本的にありません。
さらにシートが車体と一体化して固定されるので、事故の際でもシートは動きにくい。
これにより乗員を安定した状態で保持することができ、衝突時の安全性が高くなります。
実際に固定状態を比較してみると、2点式・3点式だとシートがグラグラと動きますが、ISO-FIXだとガチっと固定されてグラつきにくいです。
画像はhttps://ailebebe.jp/products/ISOFIX.htmlより引用
ISO-FIXなら外すのも簡単。取り付け同様、ワンタッチで外すことができます。
複数の車でチャイルドシートを共用するときにも便利な機能です。
2式対応はevenfloだけ!
2点式シートベルトに対応したチャイルドシートは、日本で新品購入できるのはevenfloのみ。(2023年8月時点)
ますますマイナーになっていくので、増えることはないでしょう。
種類は以下の4タイプで、いずれも2点式・3点式・ISO-FIXに全て対応しています。
※ライトマックスは新品販売が終了し、HPへの記載はありませんが、まだ楽天では販売していました。
※evenfloは米国基準のISO-FIX対応なので固定方法に注意。前項で説明したワンタッチ固定とは違います。
フックでISO-FIXの金具に取り付けて、ベルトを絞めて固定します。
ベルトの締め付けが甘いと固定が緩くなるので注意です。
シートのガタつかなさで比べると、通常のISO-FIX>evenfloのISO-FIX>3点式、と感じます(あくまで主観です)。
トラベルシステム
チャイルドシートとベビーカーがセットになったモデル。
チャイルドシートから降ろさずにベビーカーへ乗せられるのが特徴です。
車やベビーカーで寝たときも起こさずに済みます。
シュアライド
シュアライドは新生児から8歳まで長い期間使えるのがメリット。
チャイルドシートもいい値段がするので、買い替えなくて済むのは助かりますよね。
トリビュート
ライトマックス
赤ちゃんが寝ていても乗せたまま移動できるので助かっています。
車内や実家で離乳食をあげるときのイスとしても活躍しています。
ISO-FIXで使うときは、下のベースからチャイルドシートをワンタッチで外せます。
シートをセットするときは、ベースの上に載せてカチャっと音がしたらOK。
乗用車にベースを載せておき、キャンピングカーにはシート単体で使えるので載せ替えが楽です。
2点式シートベルトでチャイルドシートを使う
我が家では、ライトマックスとシュアライドの2台を使っています。
ライトマックスはフリマで中古、シュアライドは楽天で新品購入しました。
3列目シートにギリギリ納まります。シートの幅は90cmです。
シュアライド(右)は大きいので、ベッド展開しないと安定しませんでした。
シュアライド2台だと横幅のスペース的に厳しそう・・・
かといって、2列目シートは後ろ向き乗車なので、チャイルドシートの使用は推奨されていません。
ライトマックスの使い方(2点式シートベルト)
まずは「肩」と「足の付け根」のベルト位置を赤ちゃん位置に合わせて調整します。
背面にいくつか穴が空いているので、肩や足に合った位置からベルトを通します。
次にシートの固定方法です。ライトマックスは後向きでの使用に限定されています。
この部分にシートベルトを掛けて通して、まずは緩く仮固定しておきます。
この状態からベルトとギュッギュッと絞めて固定していきます。
写真で言うと、右側に向かってベルトを引いて弛みがなくなるようにします。
できるだけ強くベルトを締めないとチャイルドシートの固定が甘くなります。
固定できたらシートを前後・左右に動かしてチェックします。
25mm以上動かなければ、しっかり固定されているのでOKです。
最初は勝手が分からず時間がかかりましたが、慣れれば1分もかからずにセットできます。
【注意】ネット上には日本語の取説なし。新品で購入すれば日本語の取説が付いてきます。
英語版は公開されているので、リンクを載せておきます。(中古購入だと取説がないこともある)
英語での取説に不安がある方は、新品か取説付きの中古を購入するのがいいでしょう。
チャイルドシートは使い方を間違えると機能を果たさないので注意して下さい!
※詳細な使用方法や注意点は取扱説明書をご確認下さい
シュアライドの使い方(2点式シートベルト)
シュアライドは前向き・後向きの両方で使用できます。
後向きの使い方はライトマックスと同じなので、ここでは前向きの使用方法を載せます。
ライトマックス同じく、まずは「肩」と「足」のベルト位置を合わせます。
背面に見えるフックやベルト類はISO-FIXを使って固定するための物です。
まずはシートの位置を合わせます。
ヘッドレストに当てたまま固定すると緩くなるので、シートが壁と接するようにします。
続いてシートの背面にシートベルトを通します。手の右側にシートベルトを通す穴があります。
少し緩い状態でシートベルトを接続した後、たるみがないようにキツく絞めていきます。
シートベルトにロッキングクリップを付けてベルトが緩まないように固定して、
最後にシートを揺らして固定状態をチェックします。
座席の角度がイマイチだとしっかり締めたつもりでもガタガタするので、安定する角度で固定して下さい。
※詳細な使用方法や注意点は取扱説明書をご確認下さい
装着できるか心配なら
2点式に限りませんが、新生児は後向きでの使用が推奨されています。
が、これがなかなかスペースを取ります。後部座席の狭い車では装着が難しいです。
装着できるか不安なら、evenflo主催の体感フェアに参加するのも手です。
ただし、開催地が群馬県に限られるようなので、遠方の方は厳しいかも。
上記のスタッフブログでは、定期的に体験フェアの案内が出ています。
我が家は距離が遠いのと、2点式対応がevenflo以外にないので迷わず購入しました。
合わなかったらメルカリで売ればいいだけですからね。
【番外】持ち運びに便利な補助ベルト
チャイルドシート不要で使える便利な子ども用補助ベルト、メテオのスマートキッズベルトがあります。※3点式シートベルトのみ対応
チャイルドシートが設置できない狭いスペースでも活躍しそうです。
とてもコンパクトに携帯できるので、タクシーやレンタカー、帰省先の車で使うのに向いています。
1つ持っておいても損はないと思います。我が家も子どもが3歳になったら買う予定です。
国土交通省の安全基準をクリアしているので、一定の安全性は保証されそうです。
ただし、チャイルドシートと同等の保護性能は期待できないと思われます。
常に使うというよりは、どうしても必要なシチュエーションで使うのが安心です。
キャブコンは安全面に不安が・・
チャイルドシートは子供の安全を守るためにも必須の装備。
2点式シートベルト対応のチャイルドシートもありますが、ISO-FIXと比べると固定は少し弱い印象です。
加えて、FRPボディーで作られたキャンピングカーは、ボディーの強度が乗用車に劣ります。
いろいろ安全性を考えているうちに、車自体の安全性が高いトラキャンへ乗り換えを検討するようになりました。
正直、キャンパーとしての居住性能はキャブコンには遠く及びません。
まとめ
2点式シートベルトに対応しているのは、evenflo(イーブンフロー)のチャイルドシートだけ。
選択肢が他にないので迷うことなく購入できました。
キャンピングカーの3列目シート(2点式)にも取り付け可能で、問題なく3年ほど使っています。
子供の安全を考えるとチャイルドシートは必須。旧車やキャンピングカーで使えるシートが今も販売されているのは助かりますね!
自分の車に合ったチャイルドシートを使って、安全に旅を楽しんで下さい!
【番外】キャンピングカーに乗り換えるなら
キャンピングカーへの乗り換えを検討するなら、まずは愛車の買取価格を確認して資金計画を立てるのが第一歩。
高値で売るには複数の買取店で競合させる「一括査定」や「オークション」が強い。
昔の一括査定は「登録した瞬間に知らない番号から大量に電話が来る!」って感じで面倒でした。
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