ベンチレーター(ファンタスティックベント)が壊れて、フタの開閉ができなくなったので修理しました。
目次
それは高速道路の走行中に起こった
年始に実家に帰省する道中のこと。
FFヒーター&カーエアコンで快適な車内に、突然冷気が運転席後方から来るようになりました。
時刻は4時。日が落ちて気温が下がったのかな?と思いましたが、次は屋根の方からパコンパコンと音が聞こえてきます。
見てみると、ベンチレーターのフタが風に煽られて開いたり閉まったりしている!?
休憩でフタを開けた記憶はないし、すでに運転から3時間が経っていたので最初から開いてたわけではないはず・・・嫌な予感がします。
実家までは5キロほどだったので、そのままゆっくり走行することに。
やっぱり壊れていた!破損原因を特定する
室内の開閉ノブを回してみましたが、空回りして閉まりません。逆回転で開けようとしても、同じく空回りして動かない。
開閉ノブの中心にネジが刺さっていたので、増し締めしてみることに。結構緩んでいました。
その後、再び開閉ノブを回してみるも、結果は同じく空回りでした。
これは完全に壊れてるな〜。
屋根に登って手でフタを開けて確認すると、フタを昇降するアームがグラグラになっていて、ポロっと外れました・・・
原因は明らかにこれですね。
リフトアームを取り外す
まずは壊れたアームの台座を取り外し、状態を確認してみます。
開閉ノブのネジを緩めて、ノブを外します。続いて、4箇所のネジを外すと室内側のファンカバーが外れます。
これで昇降アームの台座とご対面。
このネジ2本を外すと台座が取れます。
リフトアームを確認する
壊れてたアームを新品の画像と見比べて確認します。
交換用のリフトアームは売られていて、見た感じこれと全く同じ形状です。
しかし不思議なことに、アームを固定する部品(黒い円筒の部品)はしっかり台座に残っているし、アーム自体に壊れた様子はありません。
どうやってアームだけが外れたのかは不明ですが、とりあえず修理してみます。
台座からこの部品を取り外します。
ペンチがなかったので、穴のサイズより少し小さいプラスドライバーで強く押したら外れました。
アームを台座にセット、アームの固定部品を穴に差し込めば完成です。
組み上がった状態で、試しにネジを回して昇降させてみます。
しっかりとアームが固定された状態で動きました!問題なさそうですね。
あとは外した逆の手順でアームをセットすれば修理完了!
フタは元どおり昇降できるようになりました。
ついでに掃除しました
いい機会だったので、ついでにベンチレーターの掃除をすることに。
ダイネットで料理することもあるので、ファンには意外と油分が付いていました。。
メッシュは外して水洗い、ファンは雑巾で水拭きしてキレイになりました。
ファンがキレイだと入ってくる風も、いつもより心地よく感じますね〜。
走行してみた
修理が終わって、自宅まで250kmほど走行しましたがフタはしっかり閉まっています。フタの開閉も問題ないです。
同じ事象が再発したら、アームの固定部品を強力テープやコーキングなんかでガッチリ固定して、抜けないようにします。
まとめ
今回はリフトアームが外れただけだったので、簡単に修理できました。
ファンタスティックベントは構造がシンプルで部品も少ないので、壊れても簡単に修理ができそうです。
ベンチレーターはめちゃくちゃ便利な装備なので、これからもしっかり働いてもらいます!
※蓋が閉まらないと走行中に飛んでいく可能性があるので、ガムテープで仮固定することをオススメします。