メルカリで買ったCOTEKインバーター(S300)に汎用品のスイッチを取り付けしました。
これでサイドシートをめくりあげて、電源をON/OFFする煩わしさから解放されました。
1000円以下でできる簡単なDIYなのに、めちゃくちゃ便利になります！
取り付け方法を説明していきます。
目次
リモートスイッチの必要性
キャンピングカーは、奥まった場所にインバーターを設置していることが多いので、本体での電源操作は面倒です。
ボクのキャンカーも例に漏れず、サイドシート下にインバーターがありアクセスしにくいです。
インバーターは冷蔵庫の電源に使っているので、出発前・帰宅後はシートをめくり上げる必要があります。
ベット展開したままだと本体にアクセスできないし、これが地味に面倒です。
それなら、インバーターを点けっぱなしでいいんじゃない？
と思われるかもですが、そうもいかない理由があります。
使わないときはOFFにしたい
インバーターは起動しているだけでも電気を消費します(待機電流)。
長時間放電し続けるとサブバッテリーが空になって、バッテリーがダメになる可能性もあります。
使わないときはOFFにして、無駄な電気の消費を抑えたいですね。
点けっぱなしはバッテリーだけでなく、インバーター本体にもよくないです。
機器の連続稼働時間が長くなり故障の原因にもなるし、寿命も早まります。
なので、使うときだけONにするのが望ましいです。
こまめなON/OFFをストレスなくやるためにもスイッチが必要！と言うわけです。
純正品のリモートスイッチが使用できない
COTEKインバーターには、別売りで純正のリモートコントローラーがあります。
![COTEK(コーテック) リモートコントローラー 正弦波インバーターSK/STシリーズ24Vタイプ対応 ケーブル7.7m CR-6-24v-7.7m [並行輸入品]](https://m.media-amazon.com/images/I/41DgFUX1uaL._SL500_.jpg "COTEK(コーテック) リモートコントローラー 正弦波インバーターSK/STシリーズ24Vタイプ対応 ケーブル7.7m CR-6-24v-7.7m [並行輸入品]")
ただし、これはSK700以上のモデルにしか対応していません。
ボクが買ったSシリーズ(S150,S300)や、SK120,SK200,SK350の小容量のインバーターには使えないんです。
汎用品のスイッチが使える
純正品のリモコンは使えないので、スイッチは使えないと思い込んでいました。
しかし、本体のスイッチには「REMOTE」があるのがやっぱり気になる。
もう一度よく調べてみると、小容量のインバーターには汎用品のスイッチが使えるらしい！！
しかも、汎用品なので値段は純正品の1/10以下だし、これは付けるしかないです！
リモートスイッチの取り付け
使った材料＆工具
- エーモンのロッカスイッチ：1個
- エーモンの平型端子(メス)：2個
- エーモンの配線(2sq)：約2m
- 圧着工具
【エーモンのロッカスイッチ】
汎用品のスイッチには、エーモンのロッカスイッチにしました。
ON/OFFが印字されているだけのシンプルな作り。その分、配線も2本だけなので簡単です。
スイッチONと連動してライトが点灯するモデルもあります。
エーモンは車用の電装品なので、振動にも強く作りもしっかりしていて安心です。
ネットならホームセンターの半額(約400円)で購入できます。
【エーモンの平型端子(メス)】
同じくエーモンの平型端子(メス)です。
エーモンのロッカスイッチに合うようになっています。
【配線(1.25sq)】
配線の推奨は0.75〜1.25sq。
ボクは手元にあった2sqの配線(黒)を使いました。
【圧着工具】
またまたエーモン。こちらは圧着工具です。
もう10年以上前から持っています。安いのにしっかり圧着できています。
配線方法
まずは取り付け場所を決めて、配線(2本)の長さを決めます。
今回はインバーターのコンセント付近にスイッチを取り付けました。
配線は余裕を持って2mくらいにカット。
後々、インバーターの位置を移動する可能性もあるので長めにしました。
この配線の先端(片側)に平形端子を圧着します。
平型端子とスイッチはこんな感じで接続できます。
少し接続が緩く感じたので、平型端子を軽くペンチで潰して抜けにくくしました。
もう一方の配線も同様に、平型端子を圧着しておきます。
平形端子と反対側の配線は、被覆をはいでリモートスイッチに取り付けます。
配線は写真のように、右側をロッカスイッチのON側の配線に、左側をOFF側に繋ぎます。
これで準備は完了。この時点で一度、スイッチが機能するか確認しました。
スイッチの運転確認
インバーター本体のスイッチを「REMO.」にして、
エーモンのスイッチをONにすると・・・
緑色ランプが点灯！正常に作動しています！
OFFにすると・・・
ランプは消えました。これで配線はOK！
ついでに電動ドリルを充電してみましたが、しっかり充電できていました。
あとはスイッチを固定していきます。
スイッチ用の穴を空ける！
取り付け穴はφ12(直径12mm)のようです。
手持ちのドリル(4mm)では小さい穴しか開けらないので、根気よく穴を広げていきます。
何度かサイズをチェックしますが、なかなか12mmまで広がりません・・
苦戦すること20分、よやく穴が空きました！
おかげでカーペットは木粉まみれです。笑
反対側は奥まっていて掃除が大変なので、ツナ缶で木粉を受けました。
これ、あとの掃除が楽で地味に良かったです！
空けた穴に配線を通して、スイッチと接続します。
スイッチの裏側はこんな感じです。
はい、これにて完成です！
最後にインバーターの運転を確認して終了！
配線はシンプルだし、取り付けはめっちゃ簡単でしたね。
一番時間がかかったのが、細いドリルでの穴あけでした。笑
まとめ
COTEKのインバーターに汎用のスイッチ(エーモンのロッカスイッチ)を取り付けました！
汎用品のスイッチでも、しっかり遠隔操作できます。めちゃくちゃ便利になりました！
これでキャンピングカーのシートをめくり上げなくても、インバーターをON/OFFできます。
配線は2本だけなので超簡単だし、材料費も1000円以下！
まだリモートスイッチ付けていない方には、オススメの快適化ですよー！
