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サーフィンとキャンピングカーをこよなく愛するサラリーマンのブログ。泊まる場所に縛られない自由な休日を模索中。

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外部電源とインバーターの切り替えリレーをDIYで設置!

外部電源とインバーターの自動切り替えリレーを設置しました。

機能としては、通常はインバーターからAC100Vの電源を供給されますが、外部電源に繋いだときには自動で外部電源からの供給に切り替えてくれます。

 

なんかだか難しそうな響きですが、ちょっとだけ配線を加工できれば簡単にできるのでご安心を!

 

【目次】

 

切り替えリレーのメリット

このリレーの何が便利なのかと言うと、

 

①外部電源に繋ぐと自動的に切り替わり、バッテリーを消費せずに電気を使える

②コンセントの繋ぎ換えが不要(同じコンセントでインバーターと外部電源を使える)

 

個人的には②が便利だなと思って設置しました。

というのも、家庭用冷蔵庫に載せ換えたことで、インバーターの使用頻度が急上昇したからです。

リレーがないと、いちいち外部電源とインバーターのときでコンセントを差し換えないとダメです。出発前やキャンプ場では、外部電源で冷蔵庫を冷やしたいのでこれは面倒。

 

インバーターを点けっぱなしでよければ、バッテリーを介して100Vを使うこともできます。

でも、どうせなら使わないときはインバーターOFFに(外部電源を直接使用)したいところ。

 

必要な材料

全部で3500円くらいでした。

リレーは形式が決まっているので、ネットでないと入手が難しいと思います。

その他の材料は全てホームセンターでも買えます。(丸型端子は取り扱いがないサイズかもしれません)

 

使った材料
  • リレー
  • 丸型端子(R2-3.5)
  • 丸型端子(R2-5)
  • コンセントプラグ
  • コンセント

  

【リレー】

富士電機機器制御 富士電機 筒形ヒューズ SH-4 コイルAC100V 2A2B

【形式:SH-4 接点構成:2A2B フレーム:4 コイル電圧(V):AC100】

切り替えリレーは「接点タイプ2a2b」を使うので、間違えないようにして下さい!

 

【2.0VFFケーブル】 

【■2.0mm2/0.26×37芯 ■電圧:交流300V以下 ■許容電流:15A ■長さ:6m】

1.25mm2だと許容電流が12Aなので、使える電気機器は1200Wまでに制限されます。

2.00mm2なら1700Wまで使えて家庭用100Vの機器は全てOKです。こちらがオススメ。

 

【丸型端子 R2-3.5】

ニチフ端子工業 端子 R 2-3.5 100入

【●電線抱合範囲(mm):単線 1.14~1.82 ●電線抱合範囲(㎟):撚線 1.04~2.63】

リレーの接続ネジに合うサイズの圧着端子です。ホームセンターでの取り扱いが少ないサイズでした。

何となくで5mmの端子買ったときは、リレーとサイズが合わなくて接続できませんでした。

 

【丸型端子 R2-5】

エルパ(ELPA) 丸端子 圧着端子 16.8mm 15個入 PS-63NH

【適合電線範囲: 単線φ 1.14~1.82mm、より線 1.04~2.63mm^2 】

コンセントプラグ、角型コンセントに合うサイズの端子です。

 

【コンセントプラグ】

パナソニック(Panasonic) スナップキャップ ホワイト/P WH4021WP

【■キャップが動く可動式】

インバーターからの電源取り出しに使用します。

通常のストレートタイプより、可動式の方が収まりがいいのでオススメです。

最初はナフコ(ホームセンター)オリジナルのプラグを買いましたが、圧着端子と厚みが合わなくて組み付けできませんでした。注意して下さい。

このパナソニックのプラグは丸型端子R2-5を圧着しても組み付けできています。

 

【コンセント】

パナソニック(Panasonic) 角型コンセント WK1012W

【●角型コンセント(送り端子付) ●15A 125V ●適用電線:Φ1.6、Φ2 】

冷蔵庫用にこちらのコンセントを購入しました。

設置場所に合わせてタイプを選んで下さい。

 

必要な工具

必要な工具は多くありません。配線を加工できる圧着工具があれば十分です。

 

・圧着工具(配線に端子を圧着する)

ワイヤーストリッパー(配線の被覆を剥ぐ)

 

【圧着工具】

【Amazon.co.jp 限定】エーモン(amon) 電工ペンチ 全長約255mm 4960

【端子の圧着/コード・ボルトの切断・コードの被覆むきに】

 

ワイヤストリッパーがあると銅線を傷付けることなく素早く剥げるようです。

なければハサミでもOKですが、銅線を傷つけないように注意して下さい。(ボクはハサミでやってます)

 

圧着工具は昔買った、エーモンの電工ペンチを使っています。特に不満はないです。

 

配線方法

配線はこちらのようになっています。細かいリレーの配線は後述します。

キャンピングカー 外部電源 インバーター 切り替えリレー
白い配線が今回追加したもので、リレーには3つの配線が必要になります。

①外部電源からの入力②インバーターからの入力③コンセントへの出力

 

今回はコンセントを2箇所増設しているため、配線が1つ多くなっています。

 

リレーの配線を組む

丸型端子を圧着してリレーの配線を組みます。

キャンピングカー 外部電源 インバーター 切り替えリレー 自作 配線

まずは下記の4箇所を繋いでいきます。

(写真は完成状態。ここの工程では黒い配線を繋ぎます。)

 

接続する端子番号
  • 14と22
  • 32と44
  • 13NOとA1
  • 43NOとA2

 

コンセントプラグを組む

インバーターから電気を取り出す電源プラグを配線します。

キャンピングカー 切り替えリレー 配線方法 コンセントプラグ

 

コンセントの配線を組む

リレーで切り替えして使いたいコンセントを組みます。

今回はこちらのコンセントにしました。

キャンピングカー 切り替えリレー 自作 配線

 

外部電源の配線を取り出す

外部電源から来ている配線を探し、電源の取り出しを行います。

ボクの車は、ブレーカーを介して外部電源の入力があり、写真の端子台に来ていました。

この端子台にリレー用の配線(写真の白い配線)を追加します。

キャンピングカー 外部電源 取り出し 端子台 ブレーカー

この車の内装はバンテックが手がけているので、昔のバンテック車は似た構造だと思います。

 

リレーの配線を組む

ここまで組めたら、それぞれの配線をリレーに繋いでいきます。

キャンピングカー 外部電源 切り替えリレー インバーター

配線をそれぞれの端子番号に繋ぎます。ここの工程では写真の白い配線を接続します。

 

接続する端子番号
  • 21NC、31NCをインバーターからの配線
  • 13NO、43NOを外部電源からの配線
  • 22、32を出力先のコンセントへの配線

 

これでリレーの配線は完成です!

 

リレーの動作確認

まずはインバーターONでコンセントの電化製品を動かします。

この状態で外部電源に繋いで給電します。

すると、リレーのマグネットスイッチが作動してガチッと音がして、インバーターから外部電源に切り替わります。(結構大きな音でビックリ)

この状態でインバーターをOFFにして、電化製品が動作し続けていれば成功です!

 

切り替わりの音は少しうるさいですが、しっかり動作している感があってなんか気分がいい。 笑

自分でやるのは勉強にもなるし、配線作業もなかなか楽しかったです!

 

【番外】既製品もある

ここまで読んでDIYでやるのはちょっと自信がないな・・・

という方にはメーカーの既成品もあります。

AC Selector

【●2入力(外部電源/インバーター電源) ●入力電圧90V-110V 50/60Hz ●1出力 (外部電源を優先)】

 

ちょっと値段は張りますが、配線が不要なのとメーカー品という安心感がありますね。

 

まとめ

インバーターと外部電源を自動で切り替えできるようになりました。

素人作業なので配線の収まりが悪いですが、リレーとしての機能はちゃんと果たしています。

 

どちらの電源でも同じコンセントが使えるので、電源に合わせた繋ぎ換えが不要で便利になりました!

古い車ですが、電気関係も少しずつ快適にしていきたいですね。

 

今回は以上です!