キャンピングカーを検討する中で、トイレを設置するかって悩みますよね。
使用後は汚水の処理が必要になりますが、それ以上にいつでもどこでもトイレが使える便利さと安心感には価値がありますよ!
キャンピングカーのトイレ(カセット式)はこんな感じです。見た目は家のトイレと変わらないですよね。
今回はキャンピングカーのトイレ事情について解説していきます!
ボクのキャンピングカーは全長5m以内で、国産キャブコンとしては標準的なサイズです。
購入前は使う予定がなかったトイレも、今では大活躍しています!
目次
- キャンピングカーのトイレってどうなってるの?
- 汚物の処理に抵抗はないの?
- 結局、トイレって必要なの?
- トイレが必要な人とは?
- トイレが必要ない人とは?
- 迷ったときはマルチルームがある車種を選べばOK
- トイレにはどんな種類があるの?
- まとめ
- 【番外】キャンピングカーに乗り換えるなら
キャンピングカーのトイレってどうなってるの?
家庭用と同じ水洗式
キャンピングカーのトイレは家庭と同じ水洗式なので、使用感は家のトイレに近くて使いやすいです。
さすがに電動ではありませんが、ポンピングして水圧を上げれば、勢いの良い洗浄水で流すことができます。
ボクのトイレは水圧が上がらないタイプ(ポンピングする毎に水が出る)ですが、特に困ってはいません。大便の後には水圧を上げられるタイプの方がいいですね。
トイレと汚水タンクの間にはフタがあり、車内に臭いが逆流しないようになっています。
トイレの便座にはヒーターがなくて冷たいのでシートを貼っています。
これで全く冷たさを感じません。
汚物はタンクに溜められる
キャンピングカーのトイレには汚物用のタンクが付いていて、そこに溜まるようになっています。
これはカセット式トイレのタンクです。
帰宅したらタンクを取り外し、自宅のトイレに流して処理します。
処理は意外と簡単
トイレの種類によって違いはありますが、どれも意外と簡単に処理できます。
参考に、ボクが使っているカセット式を紹介すると、
まずは汚水タンクを取り出してキャップを外し、自宅のトイレに流します。
左手で黄色のボタンを押しながら排水すると空気が抜けるので、排液が飛び散りにくいです。
あとは洗浄として、タンクに水を入れてジャブジャブ振って排水します。2,3回すれば十分です。
これでトイレの処理は完了です。5分もあれば終わります!
トイレの使用準備
出発前には水洗用の水を補充しておきます。
上のフタを開けてホースを突っ込んで給水した後、専用の洗剤を入れたら準備OK!簡単ですよね。
ボクと奥さんの二人だと、4,5回出かけて(10泊ほど)1回給水する程度です。
日中は公共のトイレを使うことが多いので、10泊以上の長期旅行でもタンク容量は問題ありません。
4人家族でも2,3泊であればまず問題ないでしょう。
汚物の処理に抵抗はないの?
使ったことがない人にとって「汚物の処理」と聞くと抵抗がありますよね。
汚物の処理なんて経験したことがないのが普通でしょうから。
ボクも使う前までは抵抗がありましたが、一度使ってしまえば普通に処理できています。
洗剤を入れ忘れたときはオシッコでも臭かったので、マスクを着用して処理したこともあります。笑
もちろん家のトイレのように処理がないのが一番ですがその手間以上に
「いつでもどこでもMyトイレが使える便利さと安心感」を知ってしまったので、トイレなしは考えられません。
専用薬剤が汚物を分解してくれる
薬剤を使えば分解されて臭いと固形物がなくなる(ドロドロになる)ので、汚物処理のハードルはグッと低くなります。
というか、洗剤を使わないとオシッコだけでもビックリするくらい臭くなります。笑
汚水の見た目も便や尿の色ではなく、薬剤色(緑や青)になるので視覚的にも汚物を処理している感はないです。
大便だけは公共トイレを使うのもアリ
尿はよくても大便の処理に抵抗がある方は「大便だけ公共トイレを使う」という手段もアリです。排泄回数を考えれば尿の方が断然多いので、これでもかなり便利になります。
我が家は奥さんの意向で、この方式をとっています。
1日に1,2回は公共のトイレを借りることになりますが、日中は外に出ているので不便には感じません。「夜間や寝起きに外に出なくていい」のは本当に便利です!
いざというときに備えて「非常用のトイレキット」も常備しています。
これは専用の袋に入れて燃えるゴミに捨てるだけなので汚物の処理は不要だし、臭いも漏れないので安心して使えます。これで、もしものトイレの後でも処理に困りません。
結局、トイレって必要なの?
正直言って、これには「オーナーの使い方次第」という回答になるので、自分の使い方をよく考えて検討して下さい!
「トイレがあると便利な場面」については後で解説しています。
基本的にはコンビニや道の駅・公園など、そこら中に無料のトイレがあるので、旅先でトイレがなくて困ることは少ないです。
ですが、日常的に使わなくてもトイレがいつでも使える安心感は計り知れませんよ!
ボクは絶対に必要派!
サーフィンでいろんな海に行くと、トイレがなかったり冬期は閉鎖されていることもあります。トイレがあっても砂まみれでめっちゃ汚かったり、虫だらけなことも多いです。
自分はよくても、そんな場所に奥さんを連れて行くのは気が引けます。
もちろん海だけでなく、キャンプ場や旅先でもトイレが汚いことは多いです。
でも、キャンピングカーにトイレがあればいつでも安心して使えるので、もう行き先に困ることはありません。ボクにとってはこれが最大のメリットです。
トイレが必要な人とは?
トイレがない場所でも車中泊したい
海辺やスキー場、イベント会場なんかで車中泊するときは、24時間トイレが使える場所ばかりではありません。そんなときでも、トイレがある場所を探す必要がないんです。
目的地の一番近くに泊まれるのは、トイレがあるキャンピングカーの特権とも言えます。(もちろん車中泊OKの場所に限りますが)
外に出ないで使いたい
トイレがある場所に泊まるとしても、天気が悪い日や寝起きのときなんかは外に出たくないですよね。
夜中だと面倒なだけでなく、子供や女性が一人で外を歩くのは防犯上望ましくありません。かといって、起こされてトイレに付いて行くのも気が進みませんよね。
トイレがあれば家族の安全と快適な睡眠も約束されるんです。
いつもキレイなトイレがいい
旅先ではトイレがあったとしても、キレイじゃないこともありますよね。
もちろん、トイレがないよりは遥かに有難いのですが、汚かったり虫だらけのトイレはできれば避けたいですよね。
女性は特に衛生的なトイレを好むので、キャンピングカーにトイレがあれば奥さんが喜ぶこと間違いなしです。
高速道路の渋滞が心配
連休では渋滞に巻き込まれることも多い高速道路。
次のSAまで1時間以上なんて言われたら「トイレに行きたくなったらどうしよう」と心配になりますよね。
そんな状況でも心配とは無縁になれるのも、トイレがあってこそなわけです。
混雑しているトイレに並びたくない
イベントなんかだとトイレがめちゃくちゃ混雑するので、並ばないで使えたら嬉しいですよね。
急いでいるときに並ぶのはソワソワしますが、自分専用のトイレがあればもう混雑とは無縁です。安心していつでも好きなタイミングで使っちゃって下さい。
トイレが必要ない人とは?
車内でトイレをするのに抵抗がある
個室とは言え、「ドアのすぐ向こうに人がいるのが落ち着かない」という方には向きません。
全長6,7m以上の大型キャンピングカーでないと、居住空間と離れていることは難しいです。
また、行き先がトイレの完備された観光地や宿泊場所だけといった方には、多少不便でもトイレがなくて困ることはありません。
汚物の処理をしたくない
汚物を処理したくない方や、他人に排泄物を処理させるのがイヤだという方もいるでしょう。
この場合、後で説明するマリン式やラップ式のトイレにすれば、汚物処理の抵抗ははるかに低くなります。
また、処理がイヤだから普段は使わないにしても、緊急用として備えておくことには十分意味があります。「いざという時でもトイレが使える」というだけで、安心感が全く違いますから。
設置スペースがない
トイレがあればもちろん便利だし、もしもの時も安心できます。
しかし、いざ使うとなると臭いやプライバシーの問題から個室が必要になるので、必然的に結構なスペースを奪われます。
国産キャンピングカーは居住スペースに余裕がないので、ムダのないよう本当に必要な設備なのかを見極めるのが大切です。
ほとんど使わないトイレを載せた結果、就寝スペースが狭くて快適に寝れないのでは意味がありませんからね。
迷ったときはマルチルームがある車種を選べばOK
いろいろ説明されても、トイレを本当に使うかなんて買う前にはわかりませんよね。ボクも使ってみるまでは「別にトイレはいらないかな」と思っていましたから。
迷っている方は、防水仕様のマルチルームがあるモデルを選んでおきましょう!
マルチルームがあれば、後からでもポータブルトイレを置くだけで立派な個室トイレに早変わりできます。
トイレ以外の用途としては、車内に載せたくない濡れた物、汚れた物を入れるのに使います。濡れた釣り道具、土のついたキャンプ用品、ビショビショのウエットスーツ、雪まみれのスキー・スノボー用品などなど、アウトドアにはかなり重宝しますよ!
トイレにはどんな種類があるの?
キャンピングカーのトイレには主に3種類があります。
どれも水洗式で使用感はさほど違いませんが、汚物の処理方法が異なります。
カセット式
キャブコン以上のサイズに多いタイプで、給水や汚水タンクの取り出しを車外からできる使い勝手の良さが売りです。頻繁に使われる方には、ポータブルよりこちらがオススメ。
ポータブルより作りがしっかりしていて、より家庭用のトイレに近いですが、サイズが少し大きめなのと移動や取り外しができないのがデメリットです。
汚水タンクの容量は17Lあります。これだけあれば、4人家族でも3,4日は使えるし、夫婦なら旅行日数が長くてもたっぷり使えます。
ポータブル式
カセット式よりコンパクトなのと、固定されていないので載せ降ろしが自由にできます。
トイレがないキャンピングカーでも、マルチルームに置くだけで使える手軽さがあるので、非常用にも最適です。価格も1~2万円なので気軽に設置できます。
中古車のトイレが気になる方は、手軽に新品のポータブルに代えるのもアリですね。
使い方や廃棄はカセット式とほぼ同じですが、タンクを車外から取り出しできるとは限りません。(マルチルームに大きな外部ドアがあればできます)
汚物タンクの容量は、Dometicのトイレを例にすると9.8Lと18.9Lの2モデルがあります。18.9Lならカセットトイレと同等のタンク容量なので、ポータブルといえ十分ですね。
トラキャンではDometicのポータブルトイレを使っていますが、快適そのものです!
マリン式
アメ車キャンピングカーに多いタイプです。船用と同じ構造なのでマリン式と呼ばれています。
水洗の使用感は他の2タイプと近いですが、最大の違いはブラックタンクと呼ばれる汚物タンクが車体に固定されていることです。
汚物の処理はブラックタンクに排水用ホースを繋いで流すだけの簡単な仕様。タンクを運んだり、汚物をトイレに流す必要がないので、処理が苦手な方には嬉しいですね。
ただし排水できる設備が必要なので、処理できる場所が限られるのが欠点です。日本では旅先での排水に苦労するので、日本車には少ないタイプです。
その他(ラップ式)
災害用としても注目されている、自動ラップ式トイレです。
キャンピングカーへの搭載は少ないですが、汚物を凝固剤で固まらせて、ボタン一つでラッピングできる優れもの。あとは燃えるゴミに捨てるだけなので、面倒な処理が全くありません。
処理が簡単で画期的ですが、価格が16万と高いのと、ラップのランニングコストが高いのがネック。
折りたたみ式の手動操作タイプもあります。こちらは自動タイプよりかなり安く済みます。
まとめ
旅先にはトイレがなかったり汚いこともありますが、キャンピングカーにトイレがあればどこに出かけても安心です。
使ったら処理をしないといけませんが、それ以上のメリットを感じるなら設置する価値は大いにあります。使い始めたら、きっとなくてはならない装備になりますよ!
自分の使い方をよく考えて、快適なキャンピングカーライフをスタートさせて下さいね!
【番外】キャンピングカーに乗り換えるなら
キャンピングカーへの乗り換えを検討するなら、まずは愛車の買取価格を確認して資金計画を立てるのが第一歩。
高値で売るには複数の買取店で競合させる「一括査定」や「オークション」が強い。
昔の一括査定は「登録した瞬間に知らない番号から大量に電話が来る!」って感じで面倒でした。
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