この度、冷蔵庫を3WAY(3ウェイ)から家庭用に載せ替えました。
別に故障したわけではありません。3WAY冷蔵庫は交換直前も元気に冷えていました。
目次
冷蔵庫を変えた理由
まだ使える3WAY冷蔵庫をなんで交換したのかと言うと・・・
- ガス漏れ疑惑をきっかけに、就寝中はガスの使用を避けることに
- ソーラー(350W)を載せて電気に余裕ができた
- 3WAYは移動中(12V)の冷えが悪い
- 乗り降りする度にガスに切り替えるのが面倒
こんな理由で冷蔵庫を載せ換えることに。ガス漏れ疑惑についてはこちらの記事です。
結局、ガス漏れはありませんでしたが、これをきっかけにガスを見直す機会になりました。
あとは、ソーラーを載せたのは大きいですね。
もともとそんな電気を使わない方だったので、電気が余って仕方ない状態になってました。
ついでに、3WAYのガスバーナーに虫やゴミが引火して、火事になったら・・・なんて不安も多少ありました。
3WAYのガス冷却時は、こんな感じでガスバーナーが勢いよく燃えています。
写真右下の部分でこのバーナーが点いているワケです。
これはルーバーという換気口を外した状態。換気口は網戸みたいなメッシュになっていて、細かいほこりやゴミは入ってきます。。
冷蔵庫の選定
3WAYにもメリットはあるんですが、こんな理由で電気式冷蔵庫に交換することに。
以前にもキャンカーに載せる冷蔵庫を比較しています。
家庭用は安くて種類が多いのが魅力ですが、インバーターの変換ロスがもったいない。
あと、インバーターはずっと電源ONで使う設計ではなく、壊れやすくなるようです。
冷蔵庫を外したスペースは高さ61.5cm、幅48.8cm、奥行き44cmでした。
このスペースに収まりそうで、できるだけ容量の大きい冷蔵庫を探します。
DC12Vを探してみた
まずはDC12Vのコンプレッサー式を探しました。国内で買えるエンゲルやベバストは高いですね。
サイズも3WAYを外した場所には収まりが悪く、小さくてスペースを持て余すか、デカ過ぎて入らない・・
アリババを探すと、安くて良さげなモデルがいくつかありました。
この価格でDC12Vが買えるのはかなり魅力的。送料プラスしても安いです!
最重要のコンプレッサーはLG製で、家庭用でも昔から実績があり信頼できそうです。(ボクが買った20年前の中古冷蔵庫もLG製コンプレッサーでした)
しかし、高さオーバーだったので見送ることに、、試してみたかったので残念です。
家庭用を探す
DC12Vはモデルが少ないこともあり、ちょうどいい大きさの冷蔵庫が見つかりません。
ここからは種類の豊富な家庭用を探していきます。
家庭用の1ドア冷蔵庫だと46L辺りが定番ですが、これだとスペースが余ってもったいないです。
いろいろ探したところ、ジーマックスのZR-70(70L)が容量とサイズのバランスがいい感じ!
他の70L近いモデルはどれも高さが大きくて、3WAYのスペースには合いません。
しかし、このジーマックスも高さが1.5cmほどオーバー。
冷蔵庫の足をカットすることも考えましたが、それでも収まるかは微妙なサイズ・・
ネットで検索すると、アウトドアJrに搭載されているElabitax(ER-70)の冷蔵庫(68L)がいい感じのサイズ。
もう廃盤のようで新品はないですが、ちょうどヤフオクに中古があったので即落札。
高さが0.5cmオーバーでしたが、このて程度ならムリヤリ押し込めるでしょう!笑
まさかの2001年製。キャンピングカーよりも古かったです。笑
送料込み7000円でした。到着後、さっそく稼働しましたが、冷えはバッチリで問題ありません。
コンプレッサー式は冷えが速いですね〜、3WAYとは比べ物になりません!
3WAY冷蔵庫を取り外す
まずは3WAYを外していきます。
ここは冷蔵庫の修正で何度もやっているので、サクッと外していきます。
取り外すのはなんてことありませんが、外した冷蔵庫がエントランスドアから取り出せない。。
仕方がないので助手席のドアから出しましたが、重くて大変でした。
使わなくなったガス配管を外す
電気配線は冷蔵庫に来ていた5本の配線をたどっていき、端子台から外すだけ。問題は3WAY用のガス配管の取り外しです。
冷蔵庫を外すとガス管がむき出しになるので、このままでは元栓開くとガスがダダ漏れになります。
使わなくなった冷蔵庫のガス配管を外してキャップをしていきます。
上の写真が冷蔵庫側の配管。下が分岐元の配管で、ガスボンベに繋がっています。
スパナ(左)でつかんでるのが冷蔵庫に向かう配管で、モンキーレンチ(右)がガスボンベ、モンキーの奥がガスコンロ用の配管です。
モンキーで押さえながらレンチで緩めます。金具の位置が悪くて力が入りにくく苦戦しました。力任せにやるとガス管が曲がるので注意です。(銅管は柔らかい)
ガス配管にキャップをする
このキャップ(フレアキャップと言います)がなかなかの曲者でした。
どうやらキャンカーのガス管サイズが特殊なようで、モノタロウで数サイズ買いましたがどれも合いません。
もうガス管を外してしまった手前、なんとかしないとマズい・・
バンテックに問い合わせてみると、やはりこのキャップは特殊なサイズらしい。
ちょうど在庫もあるそうなので、すぐに購入。ちなみに配管の径は8mmでした。
こんな感じで、キャップの中に銅色のブラインドプラグを入れて栓をします。
(プラグより右は使いません。配管だと思ってイメージして下さい)
ただ、このキャップだけだと完全には隙間がなくならないです。ガスはわずかな隙間でも漏れるので、完全に隙間を埋めておきます。
ガス配管用のシール剤をネジ部分に塗って隙間をなくします。性能の良さと少量で売っているこちらのガスシールを購入。
たっぷりシールを塗って、レンチでキャップを固定します。あとは数時間置いてシールが乾いたら完成!
さいごにガス漏れ探知機でチェックして終了。
漏れはありませんでした!
いよいよ家庭用冷蔵庫を設置
3WAYより奥行きが一回り小さいので、普通にエントランスから入りました。
いよいよ、3WAY冷蔵庫のスペースに入れてみます・・・
入った!!と思いましたが、途中で足が引っかかってこれ以上奥に入りません。。
0.5cm高さオーバーなので当然なんでしょうが。笑
なんとか収まっているのでこのまま使っていきます。
後方や上部に排熱スペースが必要みたいですし、後ろが空いててちょうどいい!と自分に言い聞かせます。
あとはインバーターから取り出した電源にコンセントをつないでAC100Vを供給します。
家庭用はコンセントを挿すだけなので配線は簡単ですね。さあ、いよいよスイッチON!
すると、ウィ〜ンとコンプレッサーの音が聞こえてきて、思わずニッコリしちゃいました。これにて無事、設置完了!
DIYって完成したときの達成感がたまらないですねー!
バッテリーで一晩動かしてみた
長時間運転してバッテリーの減りを確認します。
翌朝にソーラーで充電されないように、ブレーカーをOFFしてテストスタートです。
開始:6月12日 19:31
終了:6月13日 8:42
結果は上記の通り。13時間で10%の消費(約20A)でした。
一晩でこの消費量なら全く問題ないですね。翌朝にはソーラーで充電されるので、気にせず冷蔵庫が使えます。
今回は常温からのスタートだったので、開始直後にコンプレッサーがガンガン稼働して電気を消費してました。
冷えた状態からスタートしたら、もっと消費量は抑えられるでしょう。
まとめ
3WAYから家庭用に交換したことで、移動中でも常に冷蔵庫がキンキン冷えて大満足です!
これでコンロとボイラーを使わないときはガスを閉めれるので、安心して寝れます!
検証した結果、ソーラーパネルを載せてたら高価なDC12Vじゃなくて家庭用もありです。
冷蔵庫の消費電力は多くないので、鉛バッテリーでも十分電気が足ります。
家庭用は新品でも1万以下から買えるので、かなりコスパいいです。
正弦波インバーターも中古ならCOTEKの300Wが7千円で買えたので、今回はトータルで1万5000円で交換できました。
冷蔵庫が古くなった方、家庭用への載せ替えを検討してみてもいいと思います。