キャンピングカーのホイールバランス、しっかり調整していますか?
今回はホイールバランスの大切さを痛感した体験談です。(3ヶ月以上も前になりますが)
原因はホイールバランスが少しズレていたことですが、キャンピングカーだとちょっとのズレが命取りになるんだと身をもって知りました。
冗談抜きで、走行中は本当にもうダメかと思いました。。
目次
高速合流でハンドルが異常にガタつく!
それは高速道路で本線に合流するときに起こりました。
合流に向けて加速していると「なんだかいつもよりハンドルがガタガタする?気のせいか?」と少し違和感を感じました。
そして時速60km/hになろうかというころ、今までに感じたことがない程のハンドルのガタつきが!ブルブル震えるという程度ではなく、ガタガタ揺れるくらいにブレていました。
「これは絶対におかしい!」と思い、合流してすぐに停車できる場所を探すことに。なんとか無事停車できましたが、危うくこのまま横転するんじゃないかと脳裏をよぎりました。
朝早く出発していたこともあり、かかりつけの整備工場とも連絡が取れず、どんどん不安感が広がっていきます。このときは奥さんも一緒だったのが幸いで、一人だったらどれだけ心細かったことか、、
このときは原因が全くわからず「もしかして、この前交換したタイミングベルトやパワステベルトが合っていなかったのかも。。」と疑っていました。
以前交換したベルト一式は、純正品ではなくボクが独自に適合性を調べて調達した部品になります。
結果としては、前回交換したベルトは全く問題ありませんでした。
今ではベルト交換から1000km以上走行しています。
ロードサービスに助けられた!
とりあえず車内は危険なので、ガードレールの外の安全な場所に移動。
保険会社に電話すると、朝早いのにすぐに繋がりました。こういう不安な状況では人の声を聞けるだけで安心できるものなんだと、心底実感しました。
ボクの保険にはロードサービスが付いていたので、片道100km程度であればレッカー代は無料、しかも保険の等級は下がらないそう。
キャンピングカーをレッカーで運搬だなんて、考えただけでも高額な費用がかかりそう、、
と心配だったので、これは本当に助かりました。車幅の大きいキャンピングカーを運搬できるレッカーは少し遠くにしかないそうで、到着するのに30分ほどかかるとのこと。
電話が終わって少しすると、お世話になっている整備工場の店長が営業時間前なのに電話をくれました。朝一で車の状態を確認してくれることになり、ひとまずホッとしました。
あとはレッカーの到着を待つのみです。
それにしても、通り過ぎるトラックやキャンピングカーから、ものすごい視線を感じました。笑 みなさん「あぁ、あのキャンピングカー可哀想に、」なんて表情でしたね。
お待ち兼ねのレッカーが到着
ガードレールの外から通過していく車を眺めていると、あっという間にレッカーが到着しました。
高さ2.7mもあるキャンピングカーをレッカーに載せた姿は、迫力というかボリューム満点です。
高さがありすぎてトンネルに激突するんじゃないかとか、いらぬ心配をしていました。
ドライバーの方とお話しをすると、ボクの行きつけの整備工場が提携先だということで盛り上がり、道中でいろいろお話を聞きました。
レッカー運転手の話に納得、キャブコンはリアダブルが安心
最近はキャンピングカーのバーストは減っているそうですが、昔は頻繁にレッカーで助けに向かったとのこと。この辺りは、キャンピングカーのタイヤの交換周期や重要性について、ネットで情報共有されているのが大きいのかもしれませんね。
ドライバーさん曰く、バーストして助けに行ったキャンピングカーは、今まで全てリアシングルタイヤだったことも聞きました。フロントがバーストしていた例もなかったそうです。
あれだけの車重があるなのに、どうしてビルダーはシングルタイヤを採用しているのか、と以前から不思議に思っていたそう。現場の方から生の声を聞くのはとても重みがあり、キャブコンにはダブルタイヤが安心だなと痛感しました。
もちろん、シングルならではの良さがあるのも理解しているので否定する気はありませんが、心配性のボクにはダブルタイヤの安心感は他に変えられないんです。
キャンピングカー専用タイヤも気になる
最近はキャンピングカー専用タイヤも販売されているので、以前よりはシングルタイヤも安心感は高くなっているのでしょう。
専用タイヤは以下の2種類が販売されています。(他にもあったら教えて下さい)
ダブルタイヤに乗っているボクも大変気になっているのですが、SRXに適合するサイズは展開していませんでした、残念。是非ともサイズを充実させて欲しいところです!
【余談】タイヤの空気圧管理に便利な道具
家でもどこまで空気圧を管理・補充できる「スマート空気入れ」を使っています。
出発前に手軽に補充できてめちゃくちゃ便利!キャンピングカーオーナーには必須です!
整備工場に到着
少し話が脱線しましたが、そうこうして整備工場に到着すると、工場長が慌てて出てきてすぐに確認を始めてくれました。
結局はホイールバランスが少しズレていたのが原因だったようです。ちなみに、前回のベルト交換と合わせて、夏タイヤへの交換とバランス調整もやってもらっていました。整備士の方からは「絶対にあってはならないことだ」と深く謝罪をされました。
ボクとしては、いつも親身に整備をしてくれ今回も早急に対応してくれたので、全く不信感は感じておらず、その後も整備をお願いしています。もちろんミスがないのが一番ですが、人間誰しも失敗はするものであって、大切なのは失敗したときの対応や失敗を繰り返さないことだと思っています。
調整が終わると、念のため途中まで高速走行に店長が付いて来てくれるとのこと。ここまで対応していただき、本当にありがとうございました。
いざ再び高速道路へ
下道を走ってほどなくすると、ETCレーンが見えてきました。「いよいよ合流地点だ」と考えると、ハンドルのガタつきを思い出して少し緊張してきます。
合流に向けて徐々にスピードを上げていく。メーターを見ると時速60km/hを超えていたが、ハンドルは全くブレておらず、80km/hになっても変わらずピタッとしていました。
やっぱこの安定した走りだったよな〜、と車が正常になったことを実感してホッとしました。
もともと、ボクのヒュンダイSRXベースのキャンピングカーは、高速での直進性能に長けていて、時速100km/hでもハンドルはピタッとして安定した走りをしてくれます。昔乗っていたコンパクトカーより高速走行は安心できるくらいです。
そのまま10kmほど走った後、タイヤに問題ないことを伝えて店長とはお別れしました。
ボクはそのまま200kmほど走行し、予定より2,3時間遅れたものの目的地に無事到着しました。
今回ちょっとしたトラブルがありましたが、いざというときに頼りにできる、かかりつけの整備工場があるのはとても安心できますね。キャンピングカーのような特殊車両にとっては特にです。
まとめ
キャンピングカーにとって、ホイールバランスは本当に大切です!
車重の重いキャンピングカーでは、ちょっとしたバランスのズレが命取りになるようで、横転して大事故に繋がる恐れがあります。整備の重要性を改めて痛感するトラブルでした。
金がなかった大学時代は、乗用車のホイールバランスを取らないで乗っていたこともありましたが、今では考えられませんね。
あとは自動車保険のロードサービスもめちゃくちゃ大事です!
事故じゃなければ等級も下がらないし、乗用車と比べてトラブルの多いキャンピングカーにとって、このサービスを付けない手はありません。もちろん、何かあったときの保険なので、お世話にならないのが一番ではありますが。。
以上、ホイールバランスの大切さを実感したお話でした。
少しでも違和感を感じた際は、ためらわずに停車して確認した方がいいですね。