キャンピングカーを運転していて、後方の視界が悪い、車線変更がしにくいと感じたことはありませんか?
特にキャブコンの場合、乗用車と違って後方のシェルが張り出しているため、サイドミラーからの後方の視界が悪いですよね。ルームミラーなんか形だけで、室内しか見えません。
バックのときはもちろん車線変更時に後方が確認しにくいのは、事故の原因にもなりかねません。特に助手席側のサイドミラーが確認しにくいため、車線変更がしにくいと感じます。
そんなキャンピングカーの死角対策として、前後カメラ付きのドラレコを導入したので、その有用性から設置方法について解説していきます。事故して数十万円の修理代を払う前に、1万円以下でドラレコを設置することを勧めます。
目次
ドラレコを選んだ理由
ボクはナビ連動のバックカメラやリアモニターではなく、前後カメラ付きのドラレコを購入しました。理由は以下の通りです。
- ナビ連動のバックカメラだと走行中に使えない
- バックカメラよりも高解像度
- 配線がシンプルで取り付けが簡単そう
- 録画機能も付いているので事故やあおり運転の証拠にもなる
ドラレコとしての機能を求めてではなく、あくまでリアモニターとして使うために購入しました。リアモニターもいくつかありましたが、最近の主流は完全にドラレコです。ドラレコから録画機能がなくなったのがリアモニターなので、性能的には完全にドラレコに劣っているので仕方ないですね。
ドラレコは車両ナンバーを記録する必要があるので、必然的にバックカメラよりも高解像度なカメラが多いです。しかも、そんな高性能なドラレコが1万円以下で購入できるとなれば、後付けでリアモニターやバックカメラを選ぶ理由が見当たりません。
購入したドラレコはこれ
中国製のミラー型ドライブレコーダーを購入しました。価格は1万円以下で前後カメラ付きです。
※モデルチェンジしていたので最新モデルを載せています。(2024.1.24追記)
いろいろ悩んだ末、このドラレコを選んだ理由は以下の通りです。
- ルームミラー型の大画面モニター
- リアカメラも高解像度フルHD
- スターナイトビジョンで夜間でも良好な視認性
- リアカメラの防水性能
- キャブコンでも使える十分な長さの配線
リアモニターとして使う場合は運転中に映像を確認するため、特に液晶サイズ、リアカメラの解像度、夜間の視認性の3点を重要視しました。
GPS(録画場所の記録)、Gセンサー機能(衝撃発生時に自動録画)、駐車監視(不振な動きを察知して録画)といった機能も付いています。価格こそリーズナブルですが、はっきり言ってドラレコに必要な全ての機能が搭載されています。
あとは耐久性ですが、購入が1万円以下なので2年持ってくれれば十分です(1年保証付)。
この手の製品は数年経てば性能が大幅に向上しているので、安く購入して数年で最新式に買い換える方が満足度が高いです。
※とりあえず1年が経過しましたが、問題なく使えています。(2020.10.24追記)
これ以上高いドラレコもたくさんありますが、機能的にはさほど変わりません。強いて言うなら日本製という安心感でしょうか。
ボクの目的はあくまでリアモニターだったので、ドラレコとしての録画機能はおまけ程度に考えて決めました。ですが、キャンピングカーは高くて珍しい乗り物なので防犯やイタズラ対策としても効果がありそうです。
ドラレコの設置
素人のボクでも20,30分で簡単にできました。店に持ち込むと1万円以上工賃をとられるため、是非自分でやってみて下さい。
手順はとても単純で、付属のシガープラグ、GPS、リアカメラの各コードをモニターに差し込み、モニターをゴムバンドでルームミラーに固定します。あとはGPSを両面テープでフロントに固定し、リアカメラを好みの位置に固定すれば完成です。
リアカメラの配線も6mと十分な長さがあるため、全長5mのコマンダーでも十分長さでした(40,50cmほど余りました)。全長6m以上の車だと恐らく配線が足りないため、延長ケーブルを売っているモデルがよさそうです。
リアカメラの設置
リアカメラはちょうどいい場所がなかったので、ラダーに設置しました。視界を確認するためにロックタイで仮固定したところ、案外安定していたのでこのまま使っています。
配線はバックドアの隙間からそのまま引き込んでおり、車体に穴は開けていません。ドアを閉めても配線が潰れている様子はないので断線することはなさそうです。
完全にど素人の設置ですが、あまり頑張って設置しても故障したら外さないといけないので、邪魔にならなければOKです!
車内の配線
最後に車内の配線です。頭上の収納棚を這わせて配線を伸ばしました。配線が垂れ下がってこないよう、配線を曲げる箇所にエーモンの両面テープ付き配線止めで固定しています。
配線が隠しきれていませんが、邪魔にはなっていないためこのまま使っています。シガーソケットの配線も3.5mと十分な長さがあるため、天井を這わせて配線を隠せています。
バック信号の取り出しは必須ではない
リアカメラにはモニター本体に接続する配線とは別にもう一本プラス配線(赤色)があります。これをバック信号に接続すると、リバースギアを入れた時にモニターを自動でリアに切り替えてくれます。
ボクは面倒だったので接続していませんが、運転中は常にリアを写しているので全く不便に感じていません。(そもそも前方は目で見えるのでモニターに映す必要性すら感じません)
使ってみた感想
想像以上に解像度が高く、後方の車や物がはっきりと確認できました!視野も広いので後方全体を確認でき、安心して車線変更できるようになりました。
夜間でもバッチリ後方の車や物が確認できます。街灯のない暗い場所でもはっきり見えるのでバック駐車も安心です!
バックカメラの上下の角度はモニターをタッチすることで変更できるので、走行中とバックで使い分けることができます。
まとめ
キャンピングカーを購入してすぐにドラレコを設置しましたが、これは大正解でした。安心して運転できています。
高性能のドラレコが1万円以下で購入できる時代なので、後方の視界に不安を感じている方は事故する前に購入しておきましょう。
設置はとても簡単で素人にもできる設計になっています。後方視界の悪いキャンピングカーですが、前後カメラのドラレコを設置して安心安全な旅を楽しんで下さい!
それでは今回はこの辺りで!